テーマ:音楽のクラブ活動(534)
カテゴリ:ブラームス弦楽六重奏
(Vc: Y.M.記)
前回の先生練習の復習をメインに、1・2楽章の練習をしました。 第2ビオラが遅れて到着するとのことで、先生練習のときに変更になったボーイングを確認したり、それ以外のメンバーで、合わせられる部分を練習しました。 第2ビオラ到着後、1楽章冒頭から練習を始めました。まず冒頭部分について、前回の先生練習のときに、「最初の2小節のスラーを1ボーイングで弾けるテンポが正解なのでは」ということだったので、そのテンポを確認しました。この部分はメロディーを第1チェロが演奏して、第1ビオラが8分音符で動いています。どちらがテンポを決めるかでニュアンスに微妙な違いがありましたが、2人がお互いに相手を意識して弾くことでなかなかよい雰囲気になりました。「勝手に弾かない!」がコンセプトになりました。 練習番号1番、tranquillo(平静に)のテンポを落とさない部分についても検討しました。1番のテンポは第1チェロから第2バイオリンと第2チェロへメロディが受け渡されるのですが、テンポを落とさずかつ tranquillo への受け渡しということで、チェロのメロディを静かなバイオリンとチェロのメロディへどのように音色を変化させて受け渡すか、いくつかパターンを変えて試しました。 1番に入ってからは第2バイオリンと第2チェロがメロディで第2ビオラががシンコペーションで動いています。第2チェロが少し遅れて聴こえてしまいがちだったので、テンポを落とさないようespressivoで弾くことに重点を置きました。シンコペーションは走るわけではないけれど前に進む感じで弾くと、静かな中にも動きが出ていい雰囲気になりました。 繰り返しの前のヘミオラの部分は、ゆっくりしないようにするとヘミオラの効果がはっきりしました。私は、これまでいまいちヘミオラというものをわかっていなかったのですが、とてもわかるようになりました。 少し休憩して2楽章です。 冒頭の部分、伴奏の4分音符について、同じ音の2拍目のあたまを強く出さないようにしたかったのですが、そうすると、今度は2拍目が弱すぎる印象になってしまいました。もう少し検討の余地ありです。 また、この楽章は重音がどのパートでも出てくるのですが、録音を聴いてみると重音に音程がなく弦をこする音しかしてない…とのことでした。この点については、重音でfとはいえ力まないようにしないといけないのかもしれません。 練習番号3番で、以前はチェロ以外のパートが走りがちだったのですが、今回は走らないことを意識して弾こうとしてなのか、遅くなっていく傾向がありました。 これは何回かチェロと合わせるとだんだん修正されました。 次回練習は3・4楽章を練習する予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 20, 2007 12:46:43 AM
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