バイオリンの七澤先生に練習をみていただきました。
1楽章から順に、今後の練習の仕方も含め、アドバイスをいただきました。まとめると以下のような感じです。
全体
- とにかく“難しい”ので、練習方法も時代を遡り、古典と同じ方法をとる。違う曲だと思って、“mf以下の音量で、ゆっくり、レガート気味に”弾く。全部で100回練習があったら、92回はこの練習をする、とのこと。
- ザッツが色々出てくるが、1st以外で出したほうがいい場所が多いのでよく考えること。
1楽章
- Fの音(F durの基音)を決める(音程を正確にとる)。
冒頭は第1バイオリン、第2バイオリン、チェロが順にFの音を重ねたところに、ビオラのメロディーのFの音がのっかるが、このFの音のつながりを決めないといけない。他の部分でも、Fの音は重要。 - 練習番号4まで(第一主題)で、いろいろなモチーフが出てくる。一つ一つを見せていく(例:11小節目~、練習番号2の2小節前、練習番号2)。
- フレーズの終りを完全に弾ききっってから、次のフレーズに入る。
- その他、要所要所の音程を注意され、正確にとるためのフィンガリングや指のストレッチ法などもアドバイスしていただきました。
2楽章
- とにかく、ビオラの16分音符の上にのる。→テンポも音程もビオラに合わせる。
- 全体のテンポをどうするかよく考え、良かったと思うメトロノームでの速さをメモっておく。
3楽章
- ゆっくり、レガートで練習する。
- 冒頭のCとFは音程をはずさない。
4楽章
- ステップの音楽。第2バイオリンとビオラがその骨格を作っている(この2本で分奏した方がよい)。
- 練習番号9(複数の楽器に譜めくりがある)の入りは、まつ。
- 練習番号10の入りは、直前のチェロにあわせる(チェロがザッツを出す)。
基礎的な練習を積み重ねていくことがやはり重要なようです。4月は、先生のアドバイスにしたがって、練習していきたいと思います。
(Vn:K.N.記)