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April 28, 2007
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(Vc: Y.M.記)

N響チェリストの西山先生にみていただきました。
最初に並び順について指摘されました。これまで第一チェロが客席寄りだったのですが、第一チェロと第二チェロを入れ替えて第二チェロが客席側に来るようにしました。弾いた感じでもこちらの配置の方がよいようです。

最初に1楽章をみていただきました。冒頭は第一チェロのメロディーで、第一ヴィオラと第二チェロが伴奏をしています。第二チェロがその部分を単調な感じで弾いてしまっていましたが、表情をつけて弾くととても躍動感が出てきました。同様に練習番号1の第二ヴァイオリンと第二チェロがメロディーを弾く部分でも第二チェロがニュアンスをつけて弾くように、とのことでした。
練習番号2の1小節前で第一チェロが八分音符で動いており、次のメロディーへの受け渡しということでその部分の表現についてアドヴァイスしていただきました。
140小節目から、第二チェロはピチカートなのですが、ピチカートのニュアンス付けについても実際に弾いて教えていただきました。腕のストロークとはじき方によってだいぶ音質や音量が変わるようです。
練習番号5からは全ての楽器が弾いており、かつリズムで八分音符と三連符が同時に出てくるためごちゃごちゃしていましたが、順番に合わせていくと合うようになりました。
練習番号7番の前の第二チェロとヴァイオリンの掛け合いの部分からは第二チェロがはっきりと全体とリードするように弾くと良いとのことでした。
練習番号7番に入ってからは、メロディーがシンコペーションに埋もれてしまいがちなので、メロディーをもっと出すように、特に低音を、とのことでした。

次に4楽章をみていただきました。冒頭から第一チェロのメロディーになりますが、その部分をきれいに弾くためのフィンガリングなどについてアドヴァイスをいただきました。譜面上高い音が出てきても、弦を押さえる場所を「遠い」と思わないことが重要だそうです。
33小節目から第二ヴィオラと第二チェロとの伴奏が始まりますが、つながりすぎている感じだったので、弓を使いすぎないようして切れないけれどはっきり弾くようにするとよい感じになりました。
練習番号1からは第一ヴァイオリンがメロディーで第二チェロが伴奏をしているのですが、ここも第二チェロが表情をつけて弾くことで、メロディーがより引き立つようになります。実際にお手本を弾いて下さったのですが、第一ヴァイオリンがない状態でも十分に美しいフレーズが浮き立ちます。
70小節目から同じフレーズをヴァイオリンからチェロへ受け渡すのですが、受け渡される側の入りを大きめに弾くことでメロディーの移り変わりがはっきりするようになりました。
123小節目、チェロ2本がメロディーを演奏している部分ですが、2拍目からフレーズが変わるので、続けて弾いてしまわないとのアドヴァイスを受けました。またその後のかけあいは、クレッシェンドとデクレッシェンドをしっかりやることでより変化が出るようになります。この部分は音程も和音が出るよう練習する必要がありそうです。
練習番号7番から第一ヴァイオリンと第二ヴィオラの掛け合いの部分を合わせました。
359小節目からチェロ2本和音でメロディーを弾いているのですが、音程が取りにくいため、フィンガリング等のアドヴァイスをいただきました。

次は第2楽章です。冒頭からの伴奏の四分音符を長くしすぎないようにしました。長いとつながって聞こえてしまい、全体的に単調な印象になってしまいがちのようです。
練習番号1からの重音は短めにして響きを残すようにする弾き方を教えていただきました。
練習番号3からはチェロ2本が32分音符で動いています。ひとつひとつの音を出すことも重要ですが、強弱をきちんと付ける方を重視するように、とのことでした。また段階的にクレッシェンドしていく部分は、スラーのかかっている音をひとまとめに考えて段階的に上げていくとよいようです。
練習番号6から第一チェロがメロディーを遅くしていました。曲の雰囲気的に遅くするのはよいが停滞しない程度に、とのことでした。

最後は3楽章です。チェロのピチカートが正確ではあるがまじめすぎるようで、「スケルツォなので躍動感を持って」とのことでした。実際にリズム感が出るように弾いてみるととても雰囲気が変わり、良い感じになりました。
トリオ-Animatoから第一チェロと第二チェロで伴奏部分の受け渡しを繰り返すのですが、全ての音をはっきり弾くわけではなく、頭をはっきり弾いてあとの音符を軽めにするとリズム感が出てよい感じになりました。ボーイングについてもアドヴァイスを受けました。
3楽章については、どこをどうしたらよいかわからないような状態でもあったので、とても参考になりました。

3時間の練習のうち休憩が10分。しかも時間を30分も延長していただき、とても熱心に見ていただきました。
本当にありがとうございました。本番まで約1ヶ月ですが、できるだけできるようにしていきたいと思います。





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Last updated  May 6, 2007 02:14:23 PM
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