テーマ:音楽のクラブ活動(534)
カテゴリ:ブラームス弦楽六重奏
(Vc: Y.M.記)
朝9時から練習でした。 第1チェロから「今起きました」とのメールがあったので、到着までは5人で練習しました。 第1チェロがない部分から合わせていこうということで、まず最初にヴァイオリンとヴィオラだけで演奏している、2楽章の練習番号5番の音程合わせをしました。第1ヴァイオリンは高音でのオクターヴ跳躍の連続なので、とても音程を合わせるのが大変そうでした。次に練習番号2番の、ヴァイオリンとヴィオラの弾き方を揃えました。ヴァイオリンとヴィオラで交互に3連音符を弾くのですが、第2チェロに聴いてもらったところ、それぞれ若干テンポ感が違うとのことで、それを合わせていきました。1楽章の練習番号5番も、縦の線が合ってない感じがあったので、ここも合わせました。 第1チェロが11時頃到着しました。 まず1楽章の冒頭を合わせました。これまでの練習でも重点的にやってきましたが、メロディーと伴奏の音程が合っていない感じがしていました。この曲は B Dur(変ロ長調)で、冒頭のチェロのメロディは、B-A-B-D-C・・・(階名で、ド-シ-ド-ミ-レ…)その原因をメンバーの一人がGW中に考えてきた予想は次の通りでした。 最初の B(ド)を開放弦を基準に和声的にとると、基準のAからみて比較的高め(平均律で 100 cent のところ、112 cent)になる。その B から、旋律的に自然(聴いていて心地よい)に次の音 A をとると、B から 90 cent 下がることになる。すると、このAは基準のAと比べ 32 cent(半音の30%)高くなってしまう。つまり、冒頭のbを開放弦をもとに和声的に合わせると、それに伴い旋律(第一チェロ)が全体的に高くなってしまい、一方、伴奏は、開放弦と同じ音が何度も出てきて、開放弦を基準に音程を取っているので、音程が合わなくなってしまうのではないか。ということは、第一チェロは基準のA から旋律的に自然な音程の B をとる、つまり、B を低め(90 cent)に取ればいいのではないか。ということで、最初の B (主音)を低めにとって試してみると、見事に音程がはまり、きれいに合うようになりました。 その後、214小節目からひととおりリズムとダイナミクスを確認し、最後まで通しました。1楽章最後の和音の音程は、今までの練習できれいに聴こえたことがないので、音を順番に重ねていきました。第2チェロ以外は重音を弾いており、音が多くて一瞬で合わせるのが大変そうです。 4楽章最初から、1楽章の冒頭と同じように伴奏とメロディーの音程の調整をしました。また、123小節目からは四分音符の和音を受け渡す形で進行しますが、その部分の和音の音程が良くなかったので、音程を合わせました。同じ音形が368小節目からもありますが、こちらの和音は前半よりもとりやすいようです。 3楽章Trioから、チェロのボーイングを確認がてら合わせました。2括弧からのテンポがバラバラでくずれてしまうので、何回か繰り返し練習すると合うようになりました。 次回はホールでの練習です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 18, 2007 01:31:23 AM
コメント(0) | コメントを書く
[ブラームス弦楽六重奏] カテゴリの最新記事
|
|