テーマ:音楽のクラブ活動(534)
カテゴリ:ブラームス弦楽六重奏
(Vc: Y.M.記)
今日の練習は、N響ヴァイオリンの林先生に見ていただきました。 前回は、1、2楽章を中心に見ていただいたので、今回は4楽章から見ていただきました。 冒頭から33小節目まで、伴奏パートの和声の確認をしました。音程が合いにくい部分を順番に音を重ねたり、音量のバランスを揃えました。また、チェロのメロディーで音程を取るのが難しい部分があるのですが(ハイポジション)、その部分についてはゆっくりから練習して距離感を手に覚えこませる感じでやるとよいとのことでした。指で音程を探ってしまうと毎回音程が変わってしまいます。また、スラースタッカートの弾き方についても練習方法を教えていただきました。これもゆっくりから初めて、ひと弓の中でだんだん音符の数を増やしていきます。 33小節目からの伴奏、スラースタッカートを切りすぎないよう指摘されました。ただ、つなげて均等に弾こうとすると停滞した感じになってしまうので、弓の使う量を変えて前へ運ぶ感じを出すようにするとよくなりました。 57小節目からの第2ヴァイオリン・第1ヴィオラでは、スコアとパート譜でスラーの付き方が違う部分があり、この部分はスコアに合わせてやるとよいとのことでした。他にもスコアとパート譜で違う箇所はあるのですが、それぞれの箇所によってどちらを採用するか決めています。 練習番号2からのメロディーが単調な感じになってしまっていましたが、伴奏も含めてフレーズのどこに言いたいことがあるのか考えて弾くようにするとよくなりました。 121小節目からの音程についてそれぞれのフレーズごとにゆっくりから合わせていきました。4楽章は同じメロディーが何回も出てきますが、全く同じということはなく必ず前回とは違う部分が出てきます。その部分を意識して弾くとよりメリハリが出るようになりました。練習番号6から第1・第2ヴァイオリンでリズムが違うのですが、違うリズムであるということを意識してずらそうとするのではなく、お互いに普通に弾くとよいとのことでした。 359小節目からのチェロのメロディーの音程を合わせました。この時点で既に1時間半が経過していました。 少し休憩して2楽章です。冒頭、第1ヴィオラのメロディーはきれいな音を重視して弾いていましたが、それだと力強さが足りない印象になってしまうので、音質を充実させて弾くとよいとのことでした。 練習番号1からちょっと早くなりがちだったのですが、中盤にチェロが32分音符で動くことも考えて、テンポはキープした方がよいとのことでした。 練習番号2からヴァイオリンとヴィオラの掛け合いのテンポ感がちょっと違ったので、調整しました。 練習番号3からチェロの32分音符は縦の線が合っていなかったので、ゆっくりから符点音符のバリエーションをつけて練習するとよいとのことでした。また、強弱をもっとしっかりつけた方がよいようです。 練習番号5から、メロディー・伴奏ともに力んで聞こえていたので、より軽く弾くようにしました。第1ヴァイオリンは音程が難しい箇所があり、ちょっと遅れがちでした。第1ヴァイオリンはフィンガリングを教わってました。 練習番号6からゆっくりにしていますが、曲の構成のバランスからすると、速さは考慮の余地があるようです。 3楽章、トリオに入る直前の八分音符を合わせました。音を出す直前の呼吸を揃えるのが大切とのことでした。 1楽章、練習番号5からチェロは八分音符のつながりを譜面に書いてあるとおりに意識すると、リズムがはっきりと出るようになりました。 練習はあと1回を残すのみになりました。ここまでくると煮詰まってしまうので、あえて通すことはせず、縦の線が合いにくい部分などをゆっくり合わせて確認すると良いとのことでした。 あっという間の3時間でした。先生、どうもありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 30, 2007 04:02:38 PM
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