テーマ:音楽のクラブ活動(534)
カテゴリ:チェンバロ協奏曲 & シャコンヌ
引き続き、パーセルの練習を行いました。
最初に通すと、もう少しテンポをゆったりとさせて、優雅、優美、といった雰囲気の方がいいとのことでした。 そして、ヴァイオリンとヴィオラは、もっといろんな音符に、どんどん装飾音符を入れていった方が楽しめる、バロックは自由でいい、とのことでした。テンポについても、装飾音符を入れられるようなテンポ、また、装飾音符も予め予定している感じではなく、即興で入れている感じが良いとのことでした。 自分は、いきなり即興で装飾音符を入れられなかったので、宿題にさせてもらいました。 チェロやヴァイオリンに八分音符が続く部分があるのですが、その部分について、“イネガル奏法を取り入れてみたら?”と言われました。“イネガルって何ですか?”となりましたが、イネガル奏法とは、八分音符が続いたりするときに、二つずつ組にして、最初のほうをやや長く、後のほうをやや短く演奏するやり方だそうです。均等に演奏すると固い感じがするのですが、このようおに不均等に演奏するとやわらかく感じるようです。 イネガル奏法(Wikipedia) 実際に演奏してみると、先生は、「そうそう、そんな感じ、とてもよいです」と言ってくださったのですが、自分としてはぜんぜんつかめず、“なんちゃってイネガル”になっていないかとても心配です……。 全体的に、パーセルの演奏の方向性をつかむことが出来たと思います。でも、それを具体的にしたときに、それでいいのかというところがまだつかめていない感じです。 次にバッハのチェンバロ協奏曲の練習です。 実は、パート譜が届いたのが一昨日でした。これまで弦楽器はスコアで練習していたので、パート譜で練習するのは初めてです。 1楽章は、あまり指摘されることはなく、今の演奏の感じでいいとのことでした。 2楽章は、スコアには特に何も書いてありませんが、ヴァイオリンとヴィオラのパート譜には、“pizz.”と書いてありました。arco と pizz. どちらがいいのか。両方とも試してみると、先生は、「どちらもありだと思います」とのことでした。もうしばらく試して決めることにしました。また、最後の小節で、弦楽器がそれまでの伴奏形とは変わり、3楽章への誘導となる1フレーズを弾きますが、そこが唐突すぎるとのご指摘でした。もっとそっと入るよう検討する必要があります。 3楽章は、がしがし弾いていたようで、もっとやわらかく、とのことでした。また、やわらかくするための1つと言えるかもしれませんが、3拍子なので、1拍目と2・3拍目に差をつけて、拍感を出した方がいいとのことでした。 第2ヴァイオリンとヴィオラの2人はパーセルからの長久先生のレッスンでしたが(ヴィオラ奏者は前半も見学していましたが)、先生のとても勢いのあるコメントや先生とそのお弟子さんであるチェンバロ奏者との漫才のようなやりとりに笑いながら、とても楽しく練習していました。 パーセル、チェンバロ協奏曲ともに、今回の先生練習で、演奏の方向性を見出すことができたと思います。これからは、その方向性をどう具体的に音にしていくかを、練習していく必要があります。 (Vn:K.N. & T.Y.記) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 8, 2009 06:02:31 PM
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