第8回演奏会を無事に終了しました。
204名のお客さまにご来場いただきました。
誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。
今回は初めてアンコールを演奏しました。
曲目は、バッハの管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068 より、アリア(Air)で、我々の編成に合うよう自分たちで編曲して(といっても楽器の組み合わせだけですが・・・)お届けしました。
また、今回は、東日本大震災の被災地支援のために、募金箱を用意しました。総額 59,601 円のご支援をいただきました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
次回は、2012年4月21日(土)19時開演で、同じ府中の森芸術劇場ウィーンホールで行う予定です。
また次回演奏会でお会いできるのを楽しみにしております。
今回は演奏終了後、舞台で代表からご挨拶させていただきましたので、最後に掲載します。
こんばんは。代表の山内です。本日は、私たちの演奏会に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
このウィーンホールはとても人気があって、良い時間帯の抽選になかなか当たりません。
結果として比較的取りやすい夜間枠しか使えないため、どうしても開演が7時になり、終演が遅い時間になってしまいます。遠方よりおいでいただいている方にはもうしわけないと思っておりますが、次回演奏会の抽選も同じ結果でしたので、同じ開演時間になる予定です。開演は遅いですが、このように人気がある素敵なホールで演奏ができて、とても幸せです。これも、いつもおいでいただく皆さまのおかげと思っております。本当にありがとうございました。
さて、このたびの東日本大震災では大きな被害を受けました。被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。私たちの周りでも、震災や停電などにより、演奏会ができなくなってしまった団体がいくつもあります。幸い、この府中の森の建物はほとんど被害がありませんでしたが、ミューザ川崎のように天井が落ちてしまったホールもあります。
このような状況でしたが、私たちのメンバーからは、「演奏会の自粛を考えよう」とった意見は全く出ませんでした。おそらく、こういうときこそ自分達ができることに真摯に取り組むことが必要だと、みんな考えていたのだと思います。最終的に、本演奏会は通常通り開催し、義援金を募ることにしました。これまでも入場無料でやってきましたし、すでに曲を決め、練習も始めていたため、チャリティー向けの選曲に変更できなかったこともあり、チャリティーコンサートにはしませんでした。ロビーに募金箱をおかせていただいております。ぜひ皆様のご協力をお願いいたします。
これまで7回演奏会を行ってきましたが、今まで一度もアンコールを演奏したことはありませんでした。プログラムの曲を仕上げるのに精一杯で、アンコールまで手が回らなかったからです。
今日は、募金をさせていただくことと、このようにご挨拶をさせていただくこともあり「アンコール」は外せないと考え、8回目にして初めてアンコールを用意いたしました。以前から演奏会にいらしていただいている方はお感じになっているかもしれませんが、私たちも、以前と比べると、演奏の完成度が大分上がってきていると思っています。「募金」というものがきっかけですが、アンコールにも手が出せる状態になったのではとも考えました。
最初の頃は、「これ以上の演奏はできないかも」と思うこともありましたが、練習を重ね、演奏会の回数も重ねると、よりよい演奏ができるのだと実感しました。「そのときの持っている実力を出し切り、次はさらに良いものを追求する」このような姿勢は、被災地や日本の復興にも通じるものと信じています。これからも、よりよい演奏を目指して、頑張っていきたいと思います。
それでは、皆さまへの感謝と、被災地や日本の復興への祈りをこめて、バッハの「管弦楽組曲第3番」よりアリア を演奏いたします。本日は、誠にありがとうございました。