ブラームス弦5 ホール練習
ホール練習では、本当は、お互いの団体のホールでの演奏を聴き合い、アンケートにまずい点や感想を書き、それを演奏にフィードバックすることにしているのですが、今回、弦5は全員揃っての練習時間が十分にとれていないため、特別に他の団体がリハーサル中に、別な場所で練習させてもらいました。別室での練習前回1楽章を密度濃く練習したので、2・3楽章をメインにやりました。3楽章途中で落ちる危険があったので、1回流して、気になった部分をあとから返してやりました。ユニゾンで音階を駆け上がるところの音程や、練習番号4の入り(入りのタイミングを間違えやすい)、早くて音も跳躍して大変な部分をテンポを落として確認するなどしました。2楽章出だしが重要かつ難しいので、1楽章の終りから続けて冒頭を弾く練習を繰り返しました。また、いつもどうしても縦の線が合わないような箇所、崩壊しやるい箇所などをピックアップして練習しました。ホールでのリハーサルまず、音量バランスをみてもらうために、1楽章の冒頭(全体的な音量バランスと自分たちの響きの確認)2楽章の冒頭(チェロのメロディーと周りの楽器のバランス)を弾きました。今回の配置は、チェロを中央に、客席に向かって右手にヴァイオリン2本、左手にヴィオラ2本としています。舞台上で弾いてみると、ヴァイオリンとヴィオラの位置はお互いの音があまりに聴こえなくて、驚くとともに少々不安を覚えました...。本番、お客さんが入れば、多少音の発散は抑えられるかもしれませんが...。音量のバランスは、第2ヴァイオリン、第1&第2ヴィオラの中間の音域の3本がもっと出した方がいいとのことでした。2楽章の冒頭のバランスは、割とよかったみたいです。そのあと、全楽章を通しました。通してみると、いろいろと事故(落ちる、入りを間違えるなど)が起こりました。これまでに5人揃っての練習がなかなかできなかったことがその一因なのだろうと思います。2楽章は、しっとりと歌う部分のフレーズの入りや終わりは5人で呼吸を合わせることができ、以前よりもまとまった感じがしました。しかし一方で、盛り上がって音量が出てくると、お互いの音が聴こえないために、第1ヴァイオリンと第1ヴィオラで派手にずれてしまうという一面もあり、注意しながら演奏しないといけません。次回はいよいよ本番です。当日の練習で、落ちたり入りを間違えやすい箇所を再度確認しておく必要がありそうです。(Vn:K.N.記)