昨日のワンポイントレッスンで色々教えていただいた内容は参考になることが沢山あったが、その中の一つにメトロノームの効用がある。
メトロノームはもちろん一定の拍を刻むために利用するものだが、これを使用して練習する目的は"機械的に"正しいテンポを刻めるようになるため(だけ)ではない、ということをあらためて理解した。
例えば音階やアルペジオなどの基礎練習で一定のテンポで練習するような場合、メトロノームを使わずに正しくできるのはもちろん良いことだが、あえてメトロノームを使う理由は他にもある。"外部から与えられたテンポに合わせる"ための練習ができる。
といって、別にアンサンブルなどを意識している訳ではなく、外部からの刺激によって自分の演奏をコントロールする訓練になると言うのだ。
だから、ゆっくりなテンポでもメトロノームを使って練習すると目や耳から入ったテンポに合わせて自分の指や呼吸を正確にコントロールする訓練になり、テンポを上げていったときも正確な動きができるようになる。
今日はこの教えに従って練習してみた。これまでも普段から結構メトロノームは使っているが、効用を意識して使ってみるとまたそれなりに良い練習になっているような気がする。感化されやすいタイプなのかな?
12月2日 日曜日 晴れ