今年になってフルート練習も3日目、少しずつ調子は戻ってきているような気がするが、ソノリテをやっていてもどこか音が冴えないところがある。
もしかしたら以前と較べて必ずしも音色が悪くなったわけではなく、単に自分の気持ちの中では以前もっとよい音が出ていたことがあるという、そんな思い込みとも期待ともつかないものがあるだけなのかもしれない。
そこで今日は音が冴えない原因を探るべく、ソノリテをしながら譜面台に乗せた鏡とにらめっこして歌口につく吹き跡の観察をしてみた。ずっと以前、吹き跡が拡散していた頃と較べればずいぶんときれいな細い三角形の吹き跡になってきたのだが、レ以下の低音域ではそれが乱れていることが分かった。特に吹き始めや音を変えた直後には吹き跡が拡がってしまい、焦点がぼけているのが分かる。息穴を変えているつもりはないのだが、無意識に変わっているようだ。
音の変わり目で吹きだす息の束に意識を集中させるようにして音程を変えると吹き跡の拡散が少なくなってきた。それと同時に音にも出だしから芯ができ少しは思い描いていた音に近くなったような気がする。
毎日練習の最初にはソノリテを少なくとも30分くらいかけてやってはいるのだが、少しマンネリ化して細部の注意を怠っていたのかもしれない。毎日何か課題を見つけて少しでも改善できるような努力をしてみようと思う。
1月6日 日曜日 晴れ