アンサンブル・ソリテュード／フルートとギターのための

直前に担当者の退職を知って先方の準備状況にちょっと不安を抱いて迎えた演奏会当日だった。
朝９時過ぎに家を出て会場のケアハウスに近づくと、周りは大きな霊園になっていた。老人ホームの施設の周辺に霊園があるのはいかがなものか！？と驚いてしまったが、入園者は気にならないのだろうか？集合時間の１０時半より３０分以上早く着いてしまったので皆を待つ間その霊園の周りを散策して時間を過ごした。

１０時半には総勢９人が全員集まって、施設の建物に入っていった。直前に代わったという担当者に挨拶して、控え室に通してもらった。そこで早速練習を始めた。
みな緊張からかやや上ずった印象の演奏だったが、まずまずの音出しだった。
昼食時には和やかに話をしながらサンドイッチを食べたが、いつもより若干興奮気味に話が盛り上がっていた。

他の館から来る人たちが遅れているということで、開演予定の２時を少し回って演奏を開始した。演奏はいつもの練習の成果が十分出せたよい演奏だったと思う。
聴衆の反応は今ひとつよく判らなかったが、最後の曲｢ふるさと｣では皆さんが一緒に大きな声で歌ってくれていたし、きっと喜んでくれたと思う。
さらに、聴衆が散会した後一人のお客さんが残っていて記念のサインが欲しいと言っていたそうだ。代表者２名がサインをして話をしてきた。大変うれしいことだ。

演奏後も控え室を借りてしばらく歓談した。次回の演奏会の予定など積極的に皆で検討した。私としてはまだ２度目のボランティア演奏だったが、前回同様、演奏後の充実感を味わうことができた。

４月１９日 土曜日 曇り