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テーマ:東京 / 江戸(1213)
カテゴリ:街についてうんちく
江東区では他でもそうなのかもしれないが、ここ門前仲町周辺はとにかく河が多い。東西南北、いたるところに河が流れている。 必然的に無数の橋が存在し、様々な顔を見せてくれる。 水面を眺めていると落ちついた気持ちになれる。気持ちを休ませたいと思った時、缶コーヒーでも飲みながら河を眺めに行く。 人の気持ちを落ち着かせる力は不思議だ。 広い水面のあるところは空も開かれた場所だということもあるのかもしれない。海の近くに住む人であるならば、海を見て心を落ちつかせるのだろう。 昔、学生だったころ、バイトを終えた帰り道に、よく水際のある公園へ立ち寄ってしばし水面を眺めていた。まだ若かったから、移り過ぎ行く情景の中で解決がつかないことをいろいろ考えこんだり、誰かの気持ちのことを想像したりした。 そんな時、水面を眺めていたというより、まなざしは水面に向かれていたが、思考は水面でななく、自分自身に向いていたのかもしれない。 追われるような日々をおくっている今、水面を眺めて気持ちを整理するなんて悠著なことはほとんどない。だけど、そんな時間がないということで、実は人生においてとてつもないロスをしてしまっているのかもしれない。 すべての人がこの世に生まれ、すべての人が違う人生を歩み、そしてすべての人がこの世から消えてゆく。 社会・人間・・・・謎が多い。ただ言えることは、人間も生物の一つであることに間違いはなく、謎は謎のまま本能に導かれ、生きているということ。論理でも善悪でもなく、感性の赴く方向にさまよい、憧憬に浸り、日常に紛れ込む。まったくの馬鹿げた行為であったとしても、価値観の異なる人から見たら憧憬の対象であるのかもしれない。 自分自身を閉じ込めている「常識」が、実は「常識」ではないのではないかと気が付いた時、開放され解き放たれた欲求と、「常識」のために失われた時間との間で人はたじろぐ。 意識はされていなくとも、無意識の海の中には計り知れぬ憧憬が、その姿を浮かび上がらせる機会を待っている。浮上せんとするその声を遮断することなく、素直に受け入れる時があったっていい。 すべての人間は必ず消えてゆき、また、今このときも消えてゆくのであるから。 忘れていたもの、置き去りにしてきたもの・・・・・ 河のある光景はそんなものをふと蘇らせてくれたりする。 <写真撮影> 2006年7月26日 2006年8月 3日 2006年8月 4日 (街についてうんちく・今回の門前仲町特集はこれでおわり) ●自ブログリンク:門前仲町(その1)・門仲への道 ●自ブログリンク:門前仲町(その2)・門仲といえばここ ●自ブログリンク:門前仲町(その3)・レトロタウン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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