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カテゴリ:音楽についてうんちく
以前書いたように、8月のはじめに、とある本にはまってしまい、しばらく活字中毒状態だったのだが、あまりに活字に熱中してしまって、音楽を聴くことを忘れていた。 ネットで予約して図書館から借りてきたインストゥルメンタルの世界的傑作アルバムを携帯MP3再生機に入れ、久しぶりに歩きながら音楽を聴いた(久しぶりといっても実際は2週間ぶりぐらいなのだが)。しかしそのインストのアルバムを2曲と聴かないうちにムショウに日本語の歌詞が聴きたくなり、曲をスキップさせて日本語の歌を探した。 インストの曲が悪かったわけでは決してない。活字中毒の影響が少なからずあってか、脳は時間を費やす対価として「言葉」を求めていたのだ。 音楽の本質は歌詞とは別のところにあると思う。だが、それに加えて、歌詞の力というものももちろんある。人のメンタルは時々の状況により変化し、必ずしもいつも同じものを求めているとは限らない。ボサノバの名盤をムショウに聴きたくなるときもあれば、ハードロックを聴きたいときもあり、言葉に飢える時だってあるのだ。 ヘッドフォンを介した携帯MP3再生機からは、以前ブログで紹介したことのある古賀千春の「鐘の音」が流れていた。歩きながら、あらためてその歌・歌詞に惹きつけられている自分に気付く。もう何十回も聴いた歌詞となってしまったのだが、その歌詞から新たに連鎖して想起されたことが、ある確信を気付かせてくれ、このごろ抱いていた一つの疑問が解けて視界が開けたような気がした。 その疑問と確信が一体なんであったかは、いつかまた書くとして、あらためて「歌」というものの力に感嘆すると共に、「意志の力」というべきか、詞の中で歌われているアーティストとしてのそのひたむきさに深い共感を覚えた。 以前紹介したように、歌詞の内容はブルーな状況に直面しながら、自分自身を叱咤し、今こそが出発点という決意を言葉にしたものであり、オーソドックスなテーマであると思うのだが、そんなオーソドックスなテーマの名曲を挙げろと言われれば、どれだけの曲名を挙げることができるだろうか。 「意志の力」を問われるシーンは日常生活の中で、実は数多くあるような気がする。もしかしたら日常生活のほとんどの場で、「意志の力」は問われているのかもしれない。 ”今、今、ここでがんばらずに、一体いつがんばるというの?” 古賀千春が歌のサビで問いかけている言葉を素直に受け入れ、その言葉を口ずさみながら「意志の力」で日常を打開することがあったっていいと思った。 それにしてもこのアーティストのボーカルの表現力にはあらためて感嘆させられる。ボーカルの命として、表現力というものが歴然として存在していることをあらためて知らしめてくれる。 ・・・ 「古賀千春」は現在、人生の大仕事のために活動を休止中なのだが、いつになってもいいので、また「古賀千春」としてそのボーカルを世に提示して欲しいと思う。絶対に世に出るボーカルだと思う・・・から。 ●自ブログリンク:古賀千春 高円寺ALONE ●リンク:「古賀千春」ホームページ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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