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テーマ:バンドマンの語り場(1286)
カテゴリ:音楽についてうんちく
日曜日は休日だったが仕事に行き、その合間をぬってキャプテンのライブに行ってきた。 場所は池袋。池袋駅の人ごみを敬遠し、地下鉄有楽町線の東池袋駅からライブハウスへと向かった。このコースは正解だったと思う。すんなりライブハウスまで行くことが出来た。 渋谷や新宿のライブハウスは知っているところが多いのだが、池袋へライブを観にいくのは今回が初めて。東急ハンズの裏の通りでライブハウス「ADM」の看板は簡単に見つけることができた。入り口に入ろうとしたところ「REST \・・・」と料金表が掲示されていたので、おや?と思い、よく見て見るとそこはラブホテルだった(笑)。ライブハウスの入り口は隣の建物にあったのだが、さすがボーダレスタウン・池袋(笑)。この街は渋谷や新宿と違ってラブホテルなど、他の街では区分けされているような施設が、街の普通の店と混在して存在しているのだ。 思い直して隣の建物の入り口から入り、階段を下りていくと、カベには売り物の服がいくつもぶら下がっていた。またしても違うのか?と思ったが、そこで間違いなかった。ライブハウスのある地下にはブティックもあったのだ。 ライブハウスの受付で名前を言ってチケットを受取ると、なんと料金は想定外の格安料金。この間の北浦和でのライブもそうだったのだが、キーンのライブチケットのスペシャル・プライスにはホントに感謝。バンドのみなさんありがとう!! 今日のライブは4バンド出演し、キャプテンのバンドは2番目。 最初のバンドはロカビリー風の3人編成バンドで、ドラム上手い!と思ったのだが、ベース兼ボーカルの人のボーカル(発声)が・・・。ボーカルにうるさいN郎♪としては彼にはボーカリストとして正しい発声方法を是非学んで欲しいと思った。逆に言うとボーカルがボーカルとしての発声をしっかりすれば、このバンドはもうひとつレベルアップするだろう。MCのバックでBGMとしてギターを弾いていたこと、最後から2番目のロックンロール、ライブの終わり方がよかった。あと、トップバッターとして後続のバンドでも盛り上がってくれ!!というMCには好感が持てた。 3番目のバンドはこれも3人編成で、最初の曲がかなりイケていた。グランジっぽく、なかなかいい感じのノリに思わずピョンピョンと飛び跳ねた(笑)。後続の曲については一つ一つの曲を識別できなかったが、彼らの課題は曲のバラエティーを増やすことだろうか。 最期のバンドは怪しく奇抜な化粧をしたルックスからビジュアル系かと思いきや、気合の入った演奏、そしてデス・メタルもしくはスラッシュ・メタルというべきロックの音楽的パフォーマンスはかなりよかった。ギターもボーカルも頭を上下に激しく振り、最前列の客も一緒に振り、疲れるだろうな~と思って観ていたのだが、「変なバラード」と紹介された曲の音楽的なメリハリは実に素晴らしく、その音楽的パフォーマンスにグイグイ引き込まれ、こちらも自然に前のめりにノッていた。ただ、このバンドはコアなファンはいたのだが、この日一番お客さんが少なかったようで、コアなビジュアルとコアな演奏に、逃げ出すように出て行ったお客さんもいた。ロックとして演奏がよかっただけに、音楽的なよさと客の数とのアンバランスさが考えさせられるバンドでもあった。アンケート用紙に書かれている文を見て、こいつら真剣に活動してんだな~と思った。この姿勢、見習うべきだろう。音楽的なよさはその姿勢から生まれていると思う。 さて、2番目に登場したキャプテンのバンド・キーンだが、やはり前回のライブと同様、MCで場をなごませ、ギターはまさにギターヒーロー的スタイルで魅せてくれて、今回はさらに音がいい。ギターパフォーマンスもサービス満点でキャラクター最高(笑)。ベースは楽しそうに演奏していたし、ドラムはオチャメなスティックを回すパフォーマンスで注目を集めていた。 途中のMCでバンドメンバーの平均年齢がXX歳となる紹介があったが、それでもなおロックバンドをやり続けているというのがなんといってもこのバンドの一番の売りだろう。人生における音楽シーンはまさにこれからがクライマックスではないかと思う。 お客さんもこの日一番の入りで、北は北海道、西は大阪からこの日のライブのために駆けつけてくれたという。凄いことだと思う。 MCの中で明日がキャプテンが専門学校の卒業式を控えていること、そして衝撃の活動休止宣言が出された。各自プレイを磨くとのことだ。 「負けない、あんな奴には絶対に負けはしない」 そう歌うキャプテンの歌は、お客さんも、演奏しているバンドのメンバーも、誰もが困難な状況をそれぞれに抱えているであろう中、不屈の精神として響くものがあったのではないかと思う。 で、とりあえず最期の曲が終わり、アンコールに入る・・・のだが、アンコールの拍手がはじまらない中、キャプテンの無理やりアンコールの拍手を求めるしゃべりにはかなり笑わせてもらった。そして無理やり拍手がはじまり、その後のキャプテンの「まさかアンコールがかかるとは思いませんでした」という、とぼけたMCには大爆笑。ウケを狙って言っているのか、自然に言っているのかわからないところがキャプテンのスゴイところだ(笑)。 演奏が終わる最期の最期のところで、ドラマーは投げたステッィクを落としてしまい、どうするんだろうと思ってハラハラ見ていると、すかさず別のところからスティックを取り出した。さすが(笑)準備万端、危機管理が出来ている。 演奏が終了すると、キャンディーズの「微笑みがえし」が流れ、バンド休止を演出してくれた。 ギターの方の誘いで、ライブ後の打ち上げにも参加させてもらった。バンド休止の理由に興味があったのだが、まぁいろいろあるんだろうけど、同じくバンドをやっている身としては・・・わかる。でも、せっかくバンドをやっているのに休止するっていうのはもったいないことだとも思う。煮詰まっている部分があるのであれば、ライブハウス以外の場所でライブをやってみるとか、曲をガラリと変えてみるとか、リフレッシュ方法がいくらでもあるんではないかと思うのだ。なんといってもバンドは音を合わせるのが楽しいんだし、その原点に立ち返り、純粋に音楽を楽しんでみてはどうかと思う。呑み会の席でレッド・ホット・チリ・ペッパーズの名前が出たが、ミクスチャー系に取り組んでみてもおもしろいのではと思った。 客として言わせてもらうと、バンドのライブに行くということをきっかけとして、普段行かない街に行ってみるのが楽しかったり、呑み会に参加するのが楽しかったり、ライブ自体にプラスして、その周辺の付加価値がまた魅力なのだ。 とりあえずキャプテン、そしてバンドの皆さん、お客さん、日曜の夜はお疲れさまでした! ●リンク:KEEN ホームページ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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