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Feb 2, 2006
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Since October 17, 2005 ～ （無断複写転載禁止）  【林道】 カーナビ導入後は、林道走行が激増しました。林道も色々ありまして、対向車が来たらどちらかが退避しないと通行できない狭いガタピシした林道から、完全に整備されたスーパー林道まであります。問題は、天地・左右から樹木の倒木・折れ枝がかなり乱暴な状態で道を塞いでいる場合があります。やむを得ずノコギリやナタで対応しますが、道路の陥没の場合は、潔く引き返します。（長野県・金沢林道） ０００７ 全国フォト・キャラバンカーの選択（２） 今回は、前回の「フォト・キャラバンカーの選択」の続編です。次の項目について参考までに概要を述べます。 １）最低地上高２１センチに拘る理由について ２）問題点とデメリットについて ３）まとめとして （高齢者に読み易くするため、大きめの１５ポイント文字を使用しています） １：最低地上高２１センチに拘る理由について ３年前までは、最低地上高２１センチの三菱自動車の「デリカ・スターワゴン」に乗って全国をフォト・キャラバンしました。その時一度も腹（ボディー下回り）を擦る体験はありませんでした。次に買い換えた地上高１９センチの「デリカ・スペースギア」では、数回腹を擦る体験をしています。一番危険だと感じたのは、沖縄で凹凸のある駐車場に進入してガツンと擦ってしまいました。最低地上高１９センチあれば、腹を擦ることはないと思いきや現実に擦ってしまったのです。車は、前後と言うか、むしろ上下に大きく動きますから、最低地上高が低ければ低いほど危険度は高くなる訳です。ことに４ＷＤ車は、２ＷＤ車よりも構造上、物理的に車重が重くなります。ちなみに、デリカ・スペースギアのカタログ上の車両総重量は、約２トン半あり、さらに、同乗者や、持ち込み荷物や、常駐積載・搭載物の重量が５００キロ近くあります。このような重い車が上下に動くと実質的な最低地上高は、カタログ値よりも大きく下回ることを承知しなければなりません。どのメーカーの車に対しても同じことが指摘できます。結論として、２１センチでは一度も擦らなかったのに、１９センチでは数回擦ってしまいました。危険を避けるためには、「最低地上高の高いことは、いいことだ！」なのです。 ２：問題点とデメリットについて フォト・キャラバンカーの選択条件には、当然メリットもあれば、デメリットもあります。それなりの覚悟が必要です。 Ａ）４ＷＤ車は２ＷＤ車よりも約３０～５０万円くらい車両本体価格が高くなります。従って、諸費用を含む総額は、高額になります。全国規模のフォト・キャラバンを安全かつ快適に過ごすための投資と思うしかないでしょう。その他、２ＷＤ車に比較してランニングコストが多少割高になることも覚悟しなければなりません。 Ｂ）ワンボックスカーは、車高が高く作られます。路面前方の視界は広くなり良くなりますが、やや商用車的な乗り心地や、風圧による横揺れが大きくなる等のデメリットもあります。更に、セダンやステーションワゴン車に乗っていた方は、注意すべき事柄も増えます。例えば、都会のタワー型駐車場や屋根付き駐車場の多くが利用できなくなることです。ちなみに私の愛車の場合、ベースキャリヤーとルーフボックスを装備した関係で、車高が２メータ５０センチあり、オープンな青空駐車場しか駐車できません。 Ｃ）車高が高いが故に、通行できなくなるトンネルや、ガード下の橋桁通行が出来なくなる場合もあります。制限数値を見落とすと大事故に繋がりかねません。 Ｄ）構造上、前回掲載した「４ＷＤワンボックスカーの国産候補車順位」データからも分かるように、回転半径がセダンなどより大きくなっています。特に、デリカ・スペースギアの場合は、４ＷＤ機能が強化されているためか小回りができず最大の６メータとなります。従って、Ｕターンやヘアピンカーブや車庫入れなどでは、適切なハンドルさばきと「読み」が必要となります。 ３：まとめとして 以上が、私自身の２０年余に及ぶ体験に基づいた、理想的な「全国フォト・キャラバンカーの選択必須条件とその概要」でした。しかしながら、現実には上記条件を満たすことが不可能なメーカーのラインアップ事情や、好みの問題などが出てくると思います。従って、なるべく近い条件を満たす車選びをして行くしかないでしょう。その時、ガソリンエンジンか、ディーゼルエンジンかの選択が最後に挙がってくると思います。幸い、地球の環境を守る技術が年々進歩し、大手メーカーから法規制をクリヤーした、強力でクリーンな静かなディーゼルエンジン搭載のフォト・キャラバンカーに適する商用車が誕生しています。もう少し待てば、自家用ワンボックスカーにも新ディーゼルエンジンが搭載されると思われます。ディーゼルエンジンの造りの丈夫さと燃費の良さは、ガソリンエンジンは太刀打ちできません。メーカーもそのことを承知で、車両価格をかなり高めに設定しています。購入車種決定の結論は、よく考えてから出しましょう。 最後になりましたが、車選びの基本に、「自然界の変化は人間が想像する以上にはげしい！」ことを肝に銘じ、危機管理の視点を第一義にした車の選択と、次回以降に述べる装備をして欲しいと思います。命あってこそ楽しい全国規模のフォオト・キャラバンです。購入後はしっかりメンテナンスを行い、不満点については改良・改善を楽しみとして、日々検討を重ね解決して行きましょう。 （注記：今後、各社から新発売される「ハイブリット・ワンボックスカー」にも関心を持ちましょう。デジタル製品を車の中に持ち込む全国フォト・キャラバンカーとして、一番相応しい車かもしれません。現在のところ、高額商品かつ最低地上高が低いのが難点です。） 次回は、フォト・キャラバンカーの続続編として、全国フォト・キャラバン中に遭遇した本文と関連する参考写真を掲載する予定です。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
Oct 30, 2007 04:51:13 AM
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