全国写真旅・入門

Copyright(C) 中山イーフォト (Nakayama e-photo)All Rights Rserved.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Since October 17,2005-2008 　（無断複写・転載禁止）　

　

　【写真１】　熊本県・大観峰の朝霧です。放射冷却現象で秋口に多く見られる風景で、墨絵の世界といえるでしょう。

　　００２０　全国フォト・キャラバンの実際　（留守宅管理）

　●このサイトは、次の構成に沿って展開しています。
Starts on Blog（ブログ開始）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・（完）20051017
１：全国フォト・キャラバン入門（沖縄から）・・・・・・・・・・（完）20051019
２：全国フォト・キャラバン入門（北海道まで）・・・・・・・・（完）20051026
３：まえがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・（完）20051101
４：夫婦で行く全国フォト・キャラバンについて・・・・・・・（完）20051129
５：全国規模のフォト・キャラバンのすすめ・・・・・・・・・・（完）20060109
６：全国フォト・キャラバンカーの選択（１）・・・・・・・・・・・（完）20060128
７：全国フォト・キャラバンカーの選択（２）・・・・・・・・・・・（完）20060202
８：全国フォト・キャラバンカーの選択（３）・・・・・・・・・・・（完）20060211
９：キャラバンカーの装備編（１）・・・・・・・・・・・・・・・・・・（完）20060510
１０：キャラバンカーの装備編（２）・・・・・・・・・・・・・・・・・（完）20070103
１１： 新しいキャラバンカーの誕生　D５！・・・・・・・・・・・（完）20070224
１２：キャラバンカーの装備編（３）・・・・・・・・・・・・・・・・・（完）20070629
１３：全国フォト・キャラバンの実際（スタート直前）・・・・（完）20070902
１４：全国フォト・キャラバンの実際（スタート直後）・・・・（完）20071028
１５：全国フォト・キャラバンの実際（食事）・・・・・・・・・・（完）20071231
１６：全国フォト・キャラバンの実際（行動１）・・・・・・・・・（完）20080301
１７：全国フォト・キャラバンの実際（行動２）・・・・・・・・・（完）20080426
１８：全国フォト・キャラバンの実際（車中泊１）・・・・・・・（完）20080621
１９：全国フォト・キャラバンの実際（車中泊２）・・・・・・・（完）20080830
２０：全国フォト・キャラバンの実際（留守宅管理）・・・・・（完）20081101
２１：全国フォト・キャラバンの実際（健康管理）・・・・・・・・次回予定

　　（高齢者に読み易くするため、大きめの１５ポイント文字を使用しています）
　
　今回は、フォト・キャラバンへ出かけている間の「留守宅管理について」です。上記目次の一覧の中でも、このテーマは案外おろそかにされやすいテーマだと思います。しかしながら、社会生活を営んでいる以上は、留守中には色んなことが発生するものです。
　以下は、安心してフォト・キャラバンへ出かけるための留守宅管理のヒントです。

　１：一般論として、留守宅には次のようなパターンが考えられます。
１）庭付き戸建て住宅、
２）分譲マンション住宅、
３）賃貸マンション・アパート住まい、
４）社宅・寮などです。
　上記のいずれかの住居を、フォト・キャラバンで長期間留守にするわけですから、それぞれ環境に適合した留守宅管理が必要となります。

　２：留守中には次のような出来事などが考えられます。
１）各種の緊急連絡や訃報連絡（親族、知人、友人、隣人など）、
２）各種物品の宅急便や郵便物の配達、
３）新聞・定期購読雑誌の配達と集金、
４）生協や、牛乳や、ヤクルト等の定期購入配達、
５）自治会・町内会の回覧や、イベント協力と参加、
６）電話や訪問者、
７）防犯対策、
８）庭などを所有する場合は、植物の散水対策、
９）飼い犬や猫などの世話や、水槽内の魚たちの世話、
１０）留守中のテレビ番組予約録画
１１）ホームページの更新やメールの管理などです。
　なかんづく、飼っている犬猫や水槽内の魚や生き物などの留守宅管理は至難です。

　３：上記の留守宅管理の対応策には、次のことが考えられます。
１）各種緊急、訃報対策は、携帯電話で対応しましょう。
２）郵便物は、近場の郵便局に郵便留め置き申請をしましょう。
３）新聞は、契約配達所に帰宅予定日以降に一括して届けてもらいましょう。
４）生協、牛乳、ヤクルト等は、事前に配達所に連絡し中止を申し出ましょう。
５）各種集金人に対しては、事前か事後払いかを決め調整をしておきましょう。
６）自治会・町内会の役員さんや、住宅管理組合事務所に申し出ておきましょう。
７）防犯と植栽関係は、子供や親類などの信頼できる人に協力をお願いしましょう。
８）電話は留守電にしましょう。但し、流すメッセージに工夫をしましょう。
９）植裁への散水は、タイマー付の散水機を設置することでほぼ対応ができます。
１０）防犯関係は、交番に一言申し出るか、有料の警備会社にお願いしましょう。
１１）飼い犬と猫は、動物病院やペットショップに相談しましょう。小鳥については、近場のお店に相談してみましょう。いづれも有料となりますが、ほぼ解決できるはずです。解決できない場合は、大変ですが一緒に連れて行くしかないでしょう。
１２）水槽内の魚たちは、犬や猫などのように連れて行くことはできません。信頼できる人に協力を願い出てみましょう。しかし、二～三週間もの間、定期的な手当はなかなか困難ですので、妙案が浮かんできません。
１３）TV番組の対応は、各種録画機に予約録画をすることで大凡解決ができます。
１４）ホームページの更新やメール管理も、旅先でパソコンを使えば可能です。但し、通信費は有償となります。または、フリースポットを利用すれば無償で対応できますが、全国津々浦々までフリースポットを求めることは不可能です。

　上記のように、留守中の様々な対応は、個人的なネットワークや、行政的なサービスや協力を仰ぐことで不十分ながら大凡のことが解決できます。なお、より完全な対応を求める場合、例えば写真４のように、防犯関係では少額負担でネットを介して自宅の内外の様子を携帯電話やノートパソコンで監視することが可能です。そのための初期投資と毎月の負担は避けては通れません。
　その他、初期投資だけでできる簡易防犯装置も一考の価値があります。例えば、写真２＆３のような自動散水機と同じように、タイマーやセンサー方式の防犯用外灯を設置することで侵入者に対してブザーで、夜間ではライトの点灯で威圧効果が期待できます。

　４：家族の協力について
　昔のように、一家に多数の家族が同居生活をしていた日本であれば、家族の協力が大きく期待できます。しかしながら、敗戦後の日本は急速に核家族化が進み、以前のような環境は極めて少なくなりました。しかし、スープの冷めない距離に家族が住んでいるような場合は、協力の依頼は可能だと思います。積極的に協力の依頼をしましょう。そして、その家族から協力の依頼があった場合は、必ず喜んで協力をして返すことを忘れてはなりません。

　５：留守宅管理の学習について
　一回のフォト・キャラバンで自宅を二～三週間留守にした場合、上記のような周到な留守宅管理を考え、きちんと手当をしてからでないと出かけられません。また、こうした一連のことを通して、広範囲な事を学ぶことにもなります。つまりは、社会生活の便利さと不自由さ、あるいは制度の不備や欠陥を学ぶこととなります。はたまた人間関係の尊さと絆の維持の難しさや、科学技術の発展を改めて自覚させられます。

　たかが、フォト・キャラバン、されどフォト・キャラバンです。その範囲はとうてい書き尽くせません。このように、大変奥行きの深い全国フォト・キャラバンの作業を通して、留守宅管理の向上が一層高められる効果もあります。

　　　　　　　

【写真２】室内自動水やり器で、パナソニックのサイトから画像を引用しました。

　　　　　　　

【写真３】庭自動水やり器で、パナソニックのサイトから画像を引用しました。

　　　　　　　

【写真４】パナソニック「みえますねっと」サイトから画像を引用しました。

　次回は、フォト・キャラバン中の「健康管理について」を述べる予定です。