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全国写真旅・入門

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Aug 17, 2015
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Copyright(C)中山イーフォト(Nakayama e-photo)All Rights Reserved.
        Since October 17,2005-2015 (書込禁止・設定中)(無断複写・転載禁止

   60-1
写真1三池炭坑・万田坑:熊本県荒尾市、世界文化遺産(明治日本の産業革命遺産)登録決定!。2008年10月に撮影しました。当時は無料でしたが、現在は多少補修整備等がなされ、入館料400円が必要です。60-1

  0060 全国フォト・キャラバン入門 (まとめ_14)

 ● このサイトは、次の構成に沿って展開しています。(60回目以降)
60:全国フォト・キャラバンの実際(まとめ14)・・・・・・・20150817
61:全国フォト・キャラバンの実際(まとめ15)・・・・・・・(予定)

 全国フォト・キャラバンの実際「まとめ14」の開陳で、前回の続き「ハ」となります。

5)フォト・キャラバン術に於ける最大の重要事項は、危機管理術です。直近の災害被害については、テレビとか新聞報道で分かるように、近代化した社会といえども一端災害に遭遇した場合は、その時の環境によっては「」が迫ることが証明されています。

 今回は、この危機管理の「ハ」としての話です。文中「くさい」と臭う箇所が出てきますが、それに耐えられそうにない方はどうぞスキップして下さい。つまり、危機管理の原点は、人間生活の原点から始まるので、そのことに触れざるを得ません。それも、多様な体験により蓄えられ育まれることだからです。

私の危機管理の原点
 以下は、昭和二十年生まれが述べる少し古い話ですが、現代に於いても参考となる話だと思います。
 私は、巻頭写真のような、世界文化遺産登録決定で何かとかまびすしく話題に上がっている九州の代表的な石炭産業の町、直方市(のおがたし)で生まれ育ちました。
 900M級の福智山とか、鷹取山等があり、筑豊平野と盆地の関係で、九州でありながら冬は寒く、夏は極端に蒸し暑い町です。そんな町外れの炭坑区域に、父は小さな先堀(剣先・けんさきとも言った)権利を買い、当然のこととして、幼かった自分や母を含め数人で坑内に入って石炭を掘り、それを孟宗竹で編んだ背負い駕籠「てぼ駕籠(かご)」に入れ、地下から地上のトロッコまで運び、その石炭を売って生計を立てていました。いわゆる、黒ダイヤ時代の末期を生きた訳です。
 当時は、婦女子と言えども裸同然の姿で危険な仕事に従事し、一攫千金を夢見た荒々しい時代でした。先堀は、不運にも岩盤にぶつかり、その岩盤を貫通させるだけの財力がなかったため廃業を余儀なくされました。以降、言わずもがなの極貧生活の連続でした。母と私は、ボタ山に登り石炭を拾い、それをお風呂屋さんとかパン屋さん等に売り、僅かな小遣いを稼いで凌いだものでした。イメージとしては、写真家の土門拳が出した「筑豊のこどもたち」(築地書館)に近いものでした。そして色々あって、今日の「危機管理に長けた?」と思っている私がある訳です。

):先人の知恵の伝承
 私は、父の命により、毎回坑道に入る前にカナリヤが入った鳥かごを持ち込むことが仕事の一つでした。これは、坑道内の有毒ガス検知器の代用をなし、有毒ガスが出てくるとカナリヤは敏感に反応して止まり木からポロリと底に落ちるのです。と同時に、大声を出して両親に知らせました。この時代に、鳥類の飼い方とか、鳥もち、霞網、竹ひご造り、鳥かごの作り方、坑道木枠専用オノ・ノコギリの使い方とか、小刀の研ぎ方、砥石の種類等、両手に怪我しつつも実地で学習をしたのでした。
):空腹体験とサバイバルの伝承
 いつも「ひもじい」思いの毎日でした。現代人は、このひもじい体験が少ないようです。当時は、特定の限られた人達を除き、大半が貧乏で豊かな食生活は望むべくもありませんでした。ましてや、食べ残しは原則不可です。
だから特定の人々を除き、一般人は土手に出ては「土手かぼちゃ」を探したり、山林とか、畑や川べりに出ては「食用蛙」とか「ザリガニ」を取ったり、溜め池に行っては泳いだついでに「ライギョ」を釣ったりし、それらを母に手渡し食したものです。こうした生活では、必ず、その道に長けた学歴に無縁の先達が存在し、自慢げにも実に厳しく色々手ほどきをしてくれました。
):密かに育つ食品
 土手カボチャは、一見美味しそうに見えますが、実際の味は大変水っぽく不味いものでした。当時は料理の残飯等の殆どは家畜の餌にしたり、土手下に捨てたりするのが一般的でした。その土手に捨てられたカボチャの種が人知れず育つのです。手入れされずに育つため不味いのですが、それでも腹の足しになりました。
現在では、防災等の関係から、土手とか河川敷とか護岸の整備が進み、昔ながらの土手が無くなりつつあります。果たして現状の整備仕様で良いのか、いぶかっています。
):体験による観察眼の向上
 土手ではクサイ思い出が尽きません。土手カボチャとか、ツクシ、セリ、イナゴ、バッタ、カマキリ捕りに夢中になり、突然肥溜(こえだめ)に胸元までドブンと落ち込み、大泣きしながら自宅の井戸端で、母親に体を綺麗に洗ってもらったことを今でも鮮明に覚えています。そしてこれが、私の「クソ学?」の原点でもあります。当時のガキ達は、一度か二度は体験したものです。爾来、肥溜めの見分け方が上達し、二度と落ちることはありませんでした。
):肥やしは「命の源泉だ!」
 当時は、現代のような水洗トイレはありません。全てボットン便所でした。しかも、全て自前で適宜処分するしかない時代でした。その処分先の大半が土手下か、川でした。つまり、土手下には無数の「肥溜」が掘られ、さらに、その周辺には自然発生的な無秩序な大中小の田畑が耕作されていました。
その田畑の肥料として肥やしを柄杓(ひしゃく)で散布し、結果として立派なサツマイモとか、ジャガイモ、人参、茄子、胡瓜、トマト、インゲン、オクラ等が生育し、多くの人々の命を守ったのです。今で言う、環境循環型の自給自足生活でした。
):訓練と工夫で天秤棒の担ぎ方をマスター
 各戸の便所下の肥溜めから長尺柄杓ですくい、二つの「肥樽(こえおけ)」に入れ、それを天秤棒で担いで土手下まで運ばなければなりませんでした。一口に天秤棒で担いでと言うけれども人糞ほど重いものはありません。天秤棒が肩に深く食い込んで痛いだけでなく、肥樽の中の汚物が「踊り」、体や足下に飛び散るのです。それが嫌で血の滲むような?工夫から、上下運動を抑えた「カニの横歩き奥義」に到達したわけです。
とにかく、この激烈な「ニオイ」は、隣近所は無論のこと、四五軒先まで漂い、当時の日常の風情?となっていました。
):生き抜く知恵の源泉
 市内の繁華街は当然ながら土手がありませんので、有料の汲み取り車(バキュームカー)が利用されました。しかし、この業者の中に悪が混在し、収集した肥やしを人知れず土手下にタレ流していたのです。また、その現場跡には、貧乏なガキ達が集合し、その中から財布とか、貴金属、小銭等を探すのでした。
 当時は、石炭で巨万の富を得た人々が多く、遊郭で呑めや歌えやの大盤振る舞いし、服装も和服が多く着用されていたため、酔っぱらって落としてしまうわけです。それを探し出して綺麗に洗って売ったり使ったりしたのです。まるで、東南アジアの某国のような風景ですが、私もその一員に加わった体験があるのでこのことが書けるのです。生き抜く知恵の源泉がこんな所にあったのです。
 なお、「クソ学?」の造詣を深める文献として、中公新書3:会田雄次著「アーロン収容所」の159頁以降が参考になります。

 次回は、まとめ_15の予定です。

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写真2】こだわりのお酒(25):赤霧島・芋焼酎(宮崎県都城市:霧島酒造株式会社)
焼酎と言えば鹿児島ですが、これは宮崎県産です。確りとした「大人?の焼酎」で、やや甘口で盃も進みます。また呑みたいと思う良い焼酎でした。
注記:ここは小生の「独断と偏見によるお酒の評価コーナー」であることをご承知おき願います。ただ、長年日本酒や焼酎等のアルコール全般を愛飲してきた立場から、なるべく率直な感想を述べるよう心がけています。お酒は、フォト・キャラバンのスパイスです。  

 【以下は、世の中を良くする情報です。】(クリックするとそのサイトに飛びます。)

1)八木啓代のひとりごと
 検察の闇の解明に鋭く斬り込む知的なブログで、「健全な法治国家のために声を上げる市民の会」の代表者です。特捜検察関連の闇の解明に、「女性、火付盗賊改方?」のような存在です。今般、衆議院で、いわゆる刑訴法等改正一括法案が、戦争法案?のどさくさに紛れ(常套手段)慌ただしく修正可決され、息苦しくなる世の中を危惧されています。

2)一市民が斬る!! 
 このブログ管理者が共著で「最高裁の罠」を、K&Kプレス社から発行されています。今まで誰も踏み込んだことのない最高裁の闇に入り込んだ、すごい勇気が感じられる本です。政治家や大手マスコミが最高裁を恐れ?闇を追求しないため、「最高裁をただす市民の会」を立ち上げられました。上記のブログと書籍で、恐るべき事実が実証的、時系列的に開陳されています。是非一読下さい。

)昨年の2月に出版された瀬木比呂志(明治大学教授)著・講談社現代新書「絶望の裁判所」は、元最高裁事務総局民事局付、最高裁調査官を歴任した「本当のエリート裁判官」で、事務総局の解体や司法制度の改革を主張されています。また、今年、同上出版社から「ニッポンの裁判・明日はあなたも殺人犯!!」が出版され、アマゾンの法律部門のベストセラーになっています。

)「絶望の日本のマスコミ」
「最高裁の罠」といい、「絶望の裁判所」といい、「ニッポンの裁判・明日はあなたも殺人犯!!」といい、大手マスコミはこれらの出版物を殆ど無視しているようです。今後出版される本のタイトルには、「絶望の日本のマスコミ」と付けられた本が出版されそうな予感がします。
なお、現在進行中の参議院での論議を深掘りするには、54号で紹介した、日本はなぜ、「基地」と「原発」が止められないのか:集英社発行・矢部宏治著の「必読性」が高いです。





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Last updated  Feb 7, 2022 10:47:58 AM
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