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カテゴリ:社会
10月21日、羽田空港の新国際ターミナルがオープンした。これから順次国際線を増やしていくのだそうだ。それにともなって、モノレールも京急も新駅が同時開業した。東京に暮らす旅行好きの女性としての自分なら国際空港は都心近くにあったほうがうれしいし、来日する外国人もそのほうがありがたいだろう。
しかし、羽田と成田の歴史を考えると“今ごろ何言ってんだ?”と声を荒らげたくなる。最近になって“世界の主要都市の国際空港のうち都心との距離や交通費は東京が最も悪い”とか“アジアのハブ(中心)空港にしたい”とか。羽田はもともと国際空港だったのに、わざわざ不便な成田に移転させたのだ。実際問題、当時のペースで便を増やしたら滑走路がパンクすることは分かっていたし、24時間運航したら近隣住民は騒音訴訟を起こしただろう。 “空港は不要”と反対していた地元農民たちに活動家が加わった。いわゆる三里塚闘争だ。私とて地方に暮らす子どもだったので何がどうしてどうなったのかよく分からなかったが、火炎瓶とか機動隊とか…かなりのレベルの抗争が繰り広げられていたと記憶する。 天野家の人々が大変お世話になっている方に、三里塚闘争の初期段階からリーダーとして活躍してこられた活動家がいらっしゃる。私がお話をした「活動家一丁あがり」という講座があったが、そんなナマっちょろいものではなく、本物の活動家だ。見ても話してもそう感じさせないが、東京には学生運動から引き続いて活動している方が多いのだ。 子どものときには広島大学の正門あたりに立て看板などあったものだが、そんな時代からずっと活動を続けている方。そして彼らは概ね超インテリかつイケメン。(そういえばイケメンヨガを自称するコンドルズ青田先生だって丸刈りで学生活動家だった。活動家コントでちゃかしたりしても、アレは本気で本職) 国際空港が成田に来るのを20代から反対し続けて40年で、現在60代後半。人生のほとんどを三里塚闘争にかけてこられたのに、今ごろになって“国際空港は羽田にシフト”と言われても。近隣の自治体も京急も空港で成り立っているわけだから、羽田にドル箱路線だけ持っていかれても困る。羽田の地元の方も24時間飛行機が離着陸して騒音などすべてOK、ウエルカムなのだろうか。 ■日刊ちょいスポ(No.1273) 「村上の笑顔」 セ・リーグのCSが進み、シャラポワが婚約し、体操が銀でも、私のトップニュースはフィギュアNHK杯。女子の村上佳菜子の演技、笑顔と言ったら。浅田真央だってつい最近まで10代だったので、若さどうこうではないだろう。キム・ヨナさえも彼女には太刀打ちできない。広島バトンの横山先生はああいう演技を求めてきたので、私も文句なしに彼女のような笑顔が評価されるべきだと思う。 プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は ただいま【第2303号】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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