755706 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

そうだ坊主になろう!~ヒロ伊藤流仏弟子修行

そうだ坊主になろう!~ヒロ伊藤流仏弟子修行

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2009年03月23日
XML

去る18日夜のこと、春は弥生の落語会は演芸研究家の大友浩さんプロデュースの第2回オリンパスシンクるきわめつけ落語会から。この人この一席という趣向で、立川談四楼、春風亭小柳枝、八光亭春輔のベテラン三師匠の競演。噺家さんと大友さんのトークもお楽しみのユニークな落語会です。お江戸日本橋亭には、ディープなお客様が集合しました。開口一番は春風亭ぽっぽさんで「手紙無筆」。なんでもうまいよ、この前座さんは。

さて、トップバッターは、談四楼師匠。ネタは講談でお馴染み名人噺の名作「浜野矩随」。名人の父親を持った彫物師矩随(のりゆき)、お店の主人に父親の名を汚さぬよう仕事を替えたらどうかと言われ死のうと思う。母親に死ぬ気で観音様を彫ってくれと頼まれ心血を注ぐが。。。凄みの利いた談四楼師匠の芸が光る一品に仕上がりました。

続く小柳枝師匠は、お馴染み人情噺の傑作「井戸の茶碗」。浪人父娘と若侍、取り持つ屑屋、善人ばかりが出てくるメルヘンのような噺を、今や貴重になった生粋の江戸弁で語る。これこそホンモノの落語です。泣かせる噺をさらりと粋に演じて爽やかな風を残してくれました。

トリは春輔師匠で、ネタは先代林家正蔵(彦六)が演じた長谷川伸の新作「旅の里扶持」。林屋(四代目までは「林屋」で五代目から「林家」に)正喬のちの三代目林屋正蔵が、上州前橋でお駒という貧しい子連れ女と知り合う。亭主がいたが逃げてしまい、ふたりは新内で稼ぐが、お駒が病の床につく。正喬はひとりで仕事に行くが三日後に帰ってくると。故彦六師匠が帰ってきたような語り口に観客は聴き入る。長谷川伸ものに相応しい印象的な作品に仕上がりました。

いやー落語って、ほんと~に奥が深いですねえ。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年03月24日 16時20分26秒
コメント(0) | コメントを書く


PR

カテゴリ

日記/記事の投稿

カレンダー

コメント新着

深谷 三津男@ Re:お経は何故漢文なのだ?(10/28) 佛経典を文語体の日本語に翻訳したのも御…
勝手ながら入室します。@ Re:お経は何故漢文なのだ?(10/28) 日本人でブッダが現れれば、日本語で経典…
じゅん@ Re:お経は何故漢文なのだ?(10/28) 和訳は大切だと思います。 けれど一方で…
淀風庵@ お久しぶりです 中国に行っておられて少しびっくりですが…
仏陀ではない人@ 他人ならね・・・ 恋人や夫婦、親友なら、相手の怒りを買う…
sakayu331@ Re:ウサマ・ビンラディン殺害に思うこと(05/04) ご無沙汰でした。 お元気なようで、なに…
三人文殊@ Re:ウサマ・ビンラディン殺害に思うこと(05/04) ご無沙汰しております。 確かに、指導…
三人文殊@ Re:謹賀新年!(01/01) あけましておめでとうございます。 お久…
寺もっちゃん@ Re:謹賀新年!(01/01) 明けましておめでとうございます 今年も…
プライド@ そう思いませんか 私も許せない人がいます。復讐はさらに自…

バックナンバー

2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X