2012年01月の記事一覧 | と　も　に

おねえさんに報告

　心が穏やかになれる人と・・・大好きな大好きなカフェのおねえさん。もう２年半ほど通い続けている。依然私にとっては一番好きなカフェで、おねえさんを抜くカフェは未だ現れない。客はみんな常連客ばかりだ。おそらくみんなも、私がおねえさんに抱く想いと同じように、母のような温かさを感じていることだろう。帰り際には、みんなおねえさんと少しだけおしゃべりする。大学を卒業します、お店を始めます、結婚します、今度は旦那と子どもを連れてきます、○○さんは元気ですか、一人暮らしを始めましたがここで定期的に母と会うことにしています、劇団に入っているので見に来て下さい、おねえさんもまたとっても客一人一人のことを覚えているので、客の方も会話が弾むのが嬉しいはず。私はいつも挨拶ぐらいしか交わさない。だが、いつか夢が叶ったら必ずおねえさんに報告することを決めている。そして、私もおねえさんのような女性になりたい。

2012/01/31

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自転車乗れるかな？

　だから、行くこの間お寺へ行った時、山道を登ったり下ったりした為、足やお尻が筋肉痛になった。普段はお散歩はしていても、坂道を歩くことはほとんどないので、久々の感覚だった。足はしびれが遺っているものの、今は何不自由ないので、これからは山道なんかも歩けるようになれればいいなと思う。多発性硬化症（ＭＳ）を発病してからは自転車にも乗っていないが、自転車に乗れれば運動にもなるし、行動範囲も広がり、もっと楽しい毎日が送れるようになる気がする。

2012/01/30

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たった１行の日も

　今日の私の声を　聞いて多発性硬化症（ＭＳ）を発病したちょうど１年後から、このブログを綴り続けている。文章は毎日とても短い。たった１行の日だってある。だが、始めた当時から細く長く続けるということを考えていたので、私にはちょうどいい分量だ。日々思ったこと、感じたことを綴る。３年前の私と今の私。さらに１年後の私。良い時も悪い時も自分を偽らずに綴り続けることが、ＭＳになってからの私の努めだ。

2012/01/29

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４年半で気付いた

　オーロラ模様必要な時間は、人それぞれだ。１日の人もいれば、１年の人もいる。私は、多発性硬化症（ＭＳ）になり４年半経ってやっと心のトンネルを抜けた。あ、太陽の照らされている道を歩いている、と。それは、自分で期間や期限を決めることではない。もちろん医者や家族が決めることでもない。自分が自分に気付いた時がその時なのだ。

2012/01/28

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おふくろのあじ

　優しい味が　広がった母は、私と妹が幼い頃から冷凍食品やインスタントのものやファーストフードなどはほとんど食べさせない育て方をしてくれた。だから、まったく食べない訳ではないけど、今もそういう食生活だ。どんな時も毎日母の手作りのご飯をいただいてきた。そうやって育ててくれた母に感謝する。

2012/01/27

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ご主人と犬、二人三脚

　想い合い、敬い合うこと家の近所で、よく老人犬を見かける。目は虚ろ、歩行もおろそかで、ご主人に後ろ足を持ち上げるようなベルトを付けられお散歩している。尿漏れの後が点々と道路に残り、歩く速度もとても遅いが、ご主人が静かに寄り添い、二人の絆の糸が見えるかのようだ。老後に寄り添える人がいるという心強さ。あの二人を見る度に、そう思う。

2012/01/26

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宮殿になるんだって

　宮殿に　惑わされ地元では、団地が壊されマンションの建設が進んでいる。今日は、いきなり迂回道路が出現していてとても驚いた。少しずつ少しずついろいろな物が街から姿を消していく。年末にはポストが撤去され、５５年間市民に愛されてきたスーパーも閉店した。道幅を広くするための、立ち退き。ロータリーを造り、数年後にはバスが走るようになる。桜並木だった線路沿いも、数本の桜の木が残るだけとなった。これから春先にかけては毎年桜が花開くことをうきうきと待ち望んだが、今年はその欠片もない。古い記憶は、あっという間に新しい記憶へと塗り代わる。住みやすい環境とは一体何なのか。ただ綺麗で便利になればそれでいいのか。首を傾げたくなることが本当に多すぎる。

2012/01/25

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目と耳と口から

　虹のバトンを　あなたへ目にするもの。耳にするもの。口にするもの。日々それらから吸収したものが、明日の私を創る。

2012/01/24

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ここにも、あ、あそこにも

　微笑みの　連鎖だねここに蒔いておこう。ここにも蒔いておこう。あ、あそこにも蒔いておこう。日々アンテナを張って、あちらこちらに種を蒔いておくと、いつしか一つの大きなお花畑となる。

2012/01/23

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しゃがんで、一歩下がって

　しゃがんで見える世界　一歩下がって見える世界こんなことを言うとなんて冷徹な人間かと思われるかもしれないが、人はみんな自分のことで精一杯だ。誰も他人のことなんて構ってはいられない。ということが、だんだんわかってきた。日々の暮らしを良くするのも悪くするのも、自分。自意識過剰になりすぎるでもなく、世間に流されるでもなく、ただ静かに自分の心に従う。その日々が「私」という人間を作り上げるのだ。

2012/01/22

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涙の雨

　涙の雨を　うけとめて駅からバスに揺られ３０分。断崖絶壁のくねくね山道をひたすら走る。今日は有名なお寺へ行ってきた。参拝入口から本堂に辿り着くまで歩くことさらに２０分。大きな池には橋がかかり、鳥居がいくつもあり、滝もあり、３６０度見渡す限り山、山、山。四季をキラキラと感じることができるので、年間を通して広く親しまれているようだ。本堂には５色の紐が垂れていて、ゴーンと鐘を突く。この５色の紐は仏様の手に繋がっているそう。「手にそっと触れましょう」私は今年本厄だ。今朝、雨が降っていたにも関わらず、急に行きたいと思いたった。雨の日は足元が危ないし、やっぱり少し歩きにくくなるのでいつもは外出は控えているが、雨の霧に浮かぶ本堂や鳥居は幻想的でとても素晴らしかった。おそらく自分の目で見るべき景色だったのだろう。今日は心が満たされた一日だった。目に焼き付けた光景を糧に、今年一年元気に過ごせるように祈る。

2012/01/21

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目標は、のらねこぶらり

　目標は、ぶらり一人旅「平凡な永い人生を歩き、或る駅路に到着したとき、　今まで耐え忍んだ人生を、　ここらで解放してもらいたい、気儘な旅に出直したいということにならないかね」

2012/01/20

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NO頭痛DAY

　朝日と夕日を　浴びることふと気付くと、ここ最近ずっと、頭が重いという感覚はあっても頭が痛いという感覚はない。長年偏頭痛だと思いこみ、毎日頭が痛かった。あまりに痛すぎて脈打つようにガンガンし、起き上がれなかったことや嘔吐したことだってある。頭痛薬だって効かなかった。今はなんと嬉しいことか。頭痛がないというだけで、こんなにも楽に暮らせる。

2012/01/19

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はちみつ柚子ティーいれたよ

　ほっと　一息　しようよそんなにスピードを出しても、ほら、次の赤信号で並んだよ。

2012/01/18

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オレンジの実、空の青

　オレンジ色の実が、　空の青に　映える。お散歩が好き。立ち止まって道に咲く花を眺め、写真に収める。犬やねことも挨拶を交わし、今度は空を見上げる。あ、あの飛行機はどこまで行くのだろう。去年この場所で咲いていた花をまた今年も同じ場所で見つけたら、一年の月日をまざまざと思い出す。季節を肌で感じ、目で感じる。一年間何事もなく元気に過ごせたことを実感する。

2012/01/17

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ぬくもりマスター

　手のぬくもりは、心のぬくもり先日、近所のジャズカフェへ行ってきた。半年ほど前にオープンし、その存在は知っていたが、なんとなく外観が閉鎖的なので足は向かなかった。それなのに、先日はなぜか気付けば扉を開けていた。店内は無機質、いやシンプルな空間で、マスターは小柄で細く眼鏡の神経質、いや生真面目そうな紳士という感じの男性だった。ジャズカフェと言うだけあって、壁に立てかけられた本棚にはジャズのＣＤがぎっしりと埋まっていて、背丈ほどもあるスピーカーが２つこちらを向いていた。まるでマスターそのものの雰囲気を現しているかのような店内だった。先客が家路に就いたので、客は私一人だけになった。しばらくジャズをＢＧＭに本を読んでいると、今まで終始軽快なテンポだった曲が急に夜の海を想像させる暗く静かな曲調に変わった。ふと見ると、マスターがＣＤを入れ替えたようだった。その数分前に、ちらとこちらを窺う視線を感じたので、おそらく読書をする私を気遣ってのことだったのだろう。マスターのその静かで温かい優しさが、とてもとても身に沁みた。

2012/01/16

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私は路地裏

　路地裏に　生きた証を今日は、以前一緒に連弾をしたピアノの先輩とランチを食べに行ってきた。普段はいつも単独行動なので、誰かと楽しく会話をしながらのご飯は久しぶり。やっぱりおいしいな、と新鮮な気持ちになったと同時に、少し気を遣って疲れたというのが本音でもある。先輩は趣味がファッションなので、お給料やボーナスを服などにつぎ込むと言っていた。以前の私もどう考えてもそちら側の人間で、何かを買うことが楽しみであり、ストレス発散でもあった。今日はそれが良いとか悪いとかではなく、羨ましいと思うでもなく、こうやって生活環境が変わるに従って求めるものも変わって行くのだなと、つくづく感じた。人それぞれ大事なものがある。曲げられない想いがある。今日先輩といろいろ話しをして、私は何に左右されるでもなく、多発性硬化症（ＭＳ）になってからの４年半の想いを貫こうと、決めた。

2012/01/15

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コンパスで

　想い出か、しがらみか、一つのことをとことん追求し、掘り下げることはとても大事なことだ。こつこつと日々真面目に勉学に励む。私にとって、明らかにそれはピアノだったと思う。幼稚園の頃から習い始め、大学で専門に学び、ずっと弾き続けてきた。決して中途半端な想いではなかった。だが、私の中でピアノ時代は終わりを告げた。今は、コンパスでさっと円を描くように大きく視野を広げたい。いろいろなことに目を向け、情報や知識を増やしたい。そこに留まり深める忍耐と、殻を破って外の世界に足を踏み入れる行動力。どちらかを選べと問われれば、今の私は即答で後者と応えるだろう。

2012/01/14

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気持ち安定日和

　あたたかい胸に　包まれてやっと気持ちが安定し、のどかな日々を送っている。毎年、年末年始の世間が浮かれる様子に付いていけない。いつもこの時期に体調が悪くなってしまうのは、きっとこの気持ちのせいだろう。

2012/01/13

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私だけの地図作製

　道草の旅最近カフェや雑貨屋さんで出向いた時は、店員さんに話しかけるようにしている。「かわいいお店ですね。」「おいしかったです。」そうすると会話に発展する。「今日は寒いですね。」「お住まいはお近くですか？」その内にそのお店がきっかけで新しいお店を知って足を運ぶことになったりもする。そしてまた、「○○というお店で教えてもらって来ました。」と店員さんに伝えると、私だけの道がひとつ繋がる。そうやってひとつひとつの点だったお店が線になり、私だけの地図ができ上がる。

2012/01/12

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のらねこになること

　のらねこに　なること「きっと人間は、自分の中に淀んでいるものをされけ出してしまわないと、　他人の言葉を受け容れることができないのであろう」

2012/01/11

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黄色い月光

　満月へ　昇る　階段出窓から差し込む光がやけに輝いていた。何かと思って外を覗きこんでみると、とても明るい黄色い月光だった。

2012/01/10

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出逢いの波紋

　こんにちは　と　さようなら　の　ごあいさつつくづく思う。外に出ていくことがいかに大事かということを。調子の悪い時や家でゆったりと過ごしたい時はもちろん家で過ごす。私の場合は休養しすぎて丁度いいぐらいなので、日々の生活パターンは自分の身体合わせてに整えてきたつもりだ。だが、家にいるだけが休養ではない。外出する用意をして、玄関の扉を開けて外の空気を吸う。そして胸を張ってゆっくりとお散歩する。そうすると身体はすっきりし、気持ちも明るく前向きになる。ただそれだけのことだが、お日様の日が身体を駆け抜けてみるみる内に元気になるのだ。すると、必ず出逢いがある。自然や物、動物や人。家にいては、新しい発見はあっても新しい出逢いは望めない。今この地点から少しでも出逢いの波紋が広がるよう、明日もまた一歩歩き出す。

2012/01/09

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正夢　初夢

　正夢　描く　初夢今年の初夢は、もりもりとご飯を食べている私を正面から見ている、という映像だった。先日また、同じようにおいしいご飯を食べている夢を見た。とっさに決めた今年の抱負は「元気」。最近は以前のようには食べられなくなっているが、今年はなんだかおいしい一年になりそうだ。

2012/01/08

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メビウスの帯

　メビウスの帯そこに、ひとつのいしころが落ちていた。周りに転がっていた他のいしころをかき集め、縦に積み上げてみた。すると、びゅうっと風が吹き、一瞬ののちに崩れ落ちた。そこに、ひとつのいしころが落ちていた。大好きなピアノの形に彫刻しようと試みた。すると、とても力強く彫りすぎた為、指間から粉々に砕け散った。そこに、ひとつのいしころが落ちていた。あまりに暇で何もすることがなかったので、何をしようかじっと考えた末、地面にひ、ま、と書いてみた。それでも暇だった私は、そのいしころを手に持って腕を大きく振り上げ、遠くに思い切り投げてみた。しばらくそのいしころのことは忘れていた。だが、どこまで飛んで行ったのかやけに気になったので、辺りをうろうろと探し始めた。必死に探し回ったあげく、そのいしころは遥か遠くにぽつんと転がっていた。ふと見ると、側に一通の手紙が落ちていた。それにはこう書かれていた。「２０年後の私へ　がんばって生きてますか？」

2012/01/07

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おさんぽ再開

　ねこと　おさんぽお正月休みが終わり、図書館が開館している。それだけでとってもとっても嬉しい。またたくさん本を借りた。

2012/01/06

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三方から日向ぼっこ

　日向ぼっこは　元気になるよ私の部屋は南にベランダ、西に窓、北に小さな出窓と、ありがたいことに三方から太陽の光が燦々と降り注ぐ。１００％ナチュラルのメイプルシロップを頂いた。本を読みながらほんのり甘いお茶の時間。風に身を任せ、優雅な一時を。

2012/01/05

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矛盾初詣

　月　と　星　と　飛行機今日はふらりと初詣に行ってきた。みんな大行列を並び、おみくじを引いてお守りを買う。みんながみんな、幸せを祈る。それは、果たして願うものなのだろうか。おみくじや祈祷で決まるものなのだろうか。それは、そんなものに左右されない、日々の曇りない自らの行動や心がもたらすものではないのだろうか。みんなが希望を抱く年初めなのに、今日はやけに一人冷めた感情を抱いてしまった。私も初詣に行っておきながら、矛盾極まりない。

2012/01/04

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早く、

　琥珀色の　夕陽おねえさんのカフェに行きたいが、当たり前だがお正月なのでお休み。早く、いつもの日々に戻ってくれないかな。

2012/01/03

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重ねていく

　３階まで４年半前には多発性硬化症（ＭＳ）になった。１年ほど前からはアレルギー症状が出始めた。こうやって少しずつ身体が変化していき、一年一年静かに歳を重ねていく。

2012/01/02

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忘れずに、

　着実に。何事も日常になると、そのありがたみが日に日に薄れ、忘れていくもの。初心を忘れずに、このブログを読んでくださる方が一人でもいる限り、今年も続けていきたいと思う。いつもこのブログを読んでくださっている方、あけましておめでとうございます＾　＾皆様にとって素敵な一年になりますように。今年もよろしくお願い致します。

2012/01/01

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