4年目へ。
「安心」という名の、ふかふかクッション今日で、パートナーと共に歩くようになって丸3年になる。ある日、ひょっこりとどこからともなく現れたパートナー。私が多発性硬化症(MS)になって、少し前向きに物事を考えられるようになってきたちょうどその頃だった。病気になってからそんな人は現れることはないだろうと思っていたのに、人と人との出逢いというものは本当に不思議なものだと思う。私は、病気になるずっと以前から、自分のことを認められたくてしょうがなかった。いくらがんばってもいくらがんばっても、誰も認めてはくれない。こんなにも私はがんばっているのに。母との関係が悪くなったのも、結局はそれが根本に根付いているからだ。だけど、パートナーは初めて私のことを「それでいいんだよ」と認めてくれた。私は天に昇るぐらい嬉しかった。不登校で引きこもっていたのも、病気になったのも、それもすべて私。まずは現実を受け入れ、これまでがんばってきた自分を褒めて労わってあげよう。やっと、向き合うことから逃げ続けていた自分を見つめ、真っ向から向き合うようになる。「認めてほしいと思う前に、自分が自分のことを認めてあげなくちゃ」パートナーとは、これから一年一年を少しずつ積み重ねてゆっくりと歩んでいきたいと思う。同じ歩幅で、同じ方向へ向かって。明日も明後日もずっとずっと、同じ景色が見られますように。このお花みたいにね。