自分治療「更新」のお話
自分治療「更新」のお話半身浴をし始めて15週間。私、36歳になりましたよ。こんな歳になるなんてね。母がケーキを買ってくれていた。妹がクッキーをくれた。それにしても35歳は好転反応に始まり好転反応に終わったな…。歯科の定期検診を好転反応が始まる前から予約していたのだが、キャンセルした。行けるはずがない。お散歩が楽しいので、半身浴をしている時間が必然的に短くなってきたが、歩いていると血流がとても良くなる。ただ、血流が良くなるとせっかくつるつるになっていた下半身が無性にかゆくなるので、また逆戻りらしい。というか、季節の変わり目で、好転反応とは関係なく毎年のことのように乾燥してカサカサになっているのではなかろうか?ビキニラインがかゆい。保湿剤は一切塗っていないけどね。黄色い汁から異臭が放つ、ということは完全になくなった。右膝の500円玉大の湿疹から分厚い500円玉大のかさぶたが取れ、左耳の後ろからは長さ3cmの巨大なかさぶた(わざわざものさしで測った)が取れ、と言ってもすぐにまたかさぶたとなって張り付くのだけど、その厚みがその度ごとに薄くなって行く。分厚いかさぶたから薄いかさぶたへ。何度繰り返してここまで来たか知れないけど、重さが減ってきたので、かなり楽になってきた。電車を待っていたら、たまたま前に並んでいた女性の耳が色が白くてとてもきれいで、私もきっとそういう皮膚になれると無理矢理希望を抱いた。抗がん剤治療をしている人や、私の母がC型肝炎でインターフェロンの注射をしている時もそうだったけど、この度髪の毛が抜けていくという恐怖を初めて体験している。一時期よりも遥かに少なくなったけれど、病気で髪の毛が抜けるってこんなにも過酷なのだなと、私の場合は好転反応だけど、他人事ではなくなった。一方で、結構な量が抜けても毛量は思った以上に多くて、ちょっとやそっとのことで薄くなる訳ではないのだなということも知った。母は当時半分ほどにまで減って、まるでオラウータンのようだった。いつの間にか元通りに生え揃っていたが、私も引きこもっていて自分のことだけで一杯一杯だったので、いまいち記憶にない。母と私は、共にしんどかった時期を乗り越えてきたのだった。頭の湿疹だけに関して言えば、だいぶん過去のものになりつつある。櫛で髪の毛を梳かせるようになったので、髪の毛の途中に引っかかっている砂利のようなかさぶたが、櫛を通すと一緒にすーっと滑り落ちてくれる。とんでもない量のかさぶたと皮がボトボト音を立てて霰のように落ちてくるので、新聞紙を大きく広げて受けておかなければならないけれど、とにかく順調に取れてきている。黄色い汁も極微量に。眠れないほどのひどい状態だったのに、すごいものね。もっぱら今、私の全神経は耳に集中している。それと手。手首から先、手の平以外がものすごくかゆくてガサガサ。指の関節は、まっすぐに指を伸ばした時の凸凹の溝が半端なく、あかぎれだらけ。毎年冬になると流れ始める手荒れのコマーシャルに出てきそうな手になっている。湯たんぽを始めた。あったか〜い。