私に訪れた変化
私に訪れた変化今日は体の話を少々。私は現在38歳。2000年が20歳と計算しやすい生まれ年なので、つまりは2020年に40歳になる。さて、冷えとり健康法のおかげで体はメキメキ良くなり、月経までもが整った。これは自分でも信じられないことであり、今までどれだけ無関心だったか反省せねばならない。ところが、人生とは実に皮肉なものであり、寄る年波には逆らえないとでも言ったところか。38歳になった途端に激変したのである、体が。月経血の量が明らかに減った。おそらく、約1週間弱のその期間で考えみても、半減だと思う。私はこれまで、目に見えた体の衰えというものは感じたことがなく(いえ、26歳で発病した時に歩けなくなり、一気に老け込んだのだが)、年齢というものをさほど意識したことはなかった。例えば、女性ならばシワとかたるみとか、白髪とか、物忘れとか、何かそういうものを。興味がない、ということもあろう。私は年々時代と逆行している感があり、そんなもの、年は重ねてゆくものなのだから当たり前ではないか、という考えだからである。だが、今回は違った。初めて自分の体の老化を垣間見た瞬間だった。少しずつ周期にも変化が見られ、一歩一歩閉経へと向かっている。あ、そうか、もうそんな年齢に差し掛かるようになったのだな。(その半年ほど前から例の汗がよく出ていたのだが、ちょっとした更年期の症状だったように思う、今になって。)それは、なぜか私の心に少しの安心をもたらしてくれた。生き長らえたいなどと思ったことは一度もなく、できれば早くその時が来てくれればいいのにとさえ考える毎日なので、どこか心がフッと平穏になった。そして、40歳という数字が現実味を帯びた。4という数字への親近感が妙に沸き、人生が終わりへと向かう実感がとてつもなくうれしい。私はおかしいだろうか。イカれているだろうか。だって、真実なのだからしょうがないではないか。