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2019年07月の記事

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預かっています

預かっていますおもしろい張り紙を見つけてしまった。近所の幼稚園に、小麦色のうさぎの写真が付いた貼り紙が貼ってあった。あら、かわいらしいうさぎちゃん。私が通っていた幼稚園も、うさぎと孔雀(笑)を飼ってたなぁ〜。私はてっきり、幼稚園の掲示板を利用して、迷子です、探しています、の貼り紙だと思った。ところが、それには、「◯日の早朝に園内にうさぎがいました。預かっています」と書かれている。えー、脱走うさぎちゃんだ！おそらくどこかのお宅で飼われているうさぎが脱走したのだと思う。それがたまたま幼稚園の敷地内で、幼稚園が預かった。なんともほんわかした話ではないか。飼い主さんはさぞかし悲しんでおられることだろう。が、その脱走うさぎ、どうもやんちゃそうな顔をしているような…。

2019/07/31

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順応？

順応？どうもエアコンが苦手で、人工的な風やら独特の臭いやら、頭痛はするし、肌や目は乾燥するしで、暑さが苦手な癖にあまりエアコンは付けない生活をしてきた。が、身体が良くなるにつれ、エアコンがさほどしんどく感じなくなっているような気がする。順応とでも言おうか。むしろ毛嫌いに近かったが、今年は上手く使えるかもしれない。こういう風に感じたことは、いまだかつて初めてのことであった。そうであれば、夏がもっともっと過ごしやすくなるのだけど。

2019/07/30

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人生は、醜さに満ちている

人生は、醜さに満ちている「悪事を憎むということは常に善への一歩前進になるわけだから、」「『お世辞じゃ菜葉(なっぱ)に味や付かぬ、』などと言ったのは何処の大間抜けだ。世間の菜葉の半分迄は、お世辞という醤油(ソース)さえかけて出せば、結構食べて貰えるのだ」「ためを思って睡眠も食事も外出も見合わす位にして、精根を枯らして、老嬢の病気が悪い悪いと思い込んだ結果、もう少しで病人を棺桶に追い込みそうなことになってしまったのである」「老嬢は元気がありません、しかしこうして無理に寝かしておいては、余計に元気がなくなるのではないでしょうか、気分の転換と、新鮮な空気と、陽気にして上げることとが必要だと思います。薬局方にもそれに勝る薬はないのですから、」「そう、芸術ってものは、一度にあんまりたくさん見ないほうが、いいのよ」「要するに、問題は、どこまでもやめないで、がんばりぬくということだけね」「われは来ぬ、すでに時すぎて、しかもこのあまりにも老いたる世に」

2019/07/29

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体の通信簿

体の通信簿月経は、完全に整った。月経は、その3ヶ月前の自分の「体の通信簿」と言われている。前々回よりも、前回よりも、今回が、という風に、度を重ねる毎に良くなっているという実感があって、その体の調子の良さを形として証明してくれているんだと思うと、ちょっとうれしい。今までの人生の中で今が一番体調が良い、とここに書き始めてから、それは更に毎日毎日一歩ずつ進んでいた。(気候の不調は別にして)体は羽根のように軽い。最近では、例えば電車などで冷や汗もかかなくなった。こんなにも煩わされず楽に暮らせる日が来るなんて。まだまだもっと良くなれる確信もある。後は、ヘルペスができなくなってくれたら言うことないんだけど…。これだけはなんとも…。

2019/07/28

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棒立ち

棒立ちもんもん二人分の期待を一身に背負っている妹。妹を見ていると、あまりにも毎日がバタバタと忙しく、その日その日をやっとの事で終えている、という風である。仕事、子育て、とにかく明日のことしか目の前にはなく、しかしながら休日の遊ぶ予定はなぜか早くから入れたがる。だから、なんというか、物事をじっくりと考えることをしなくなった。妹は頭が賢いから、なんでも飲み込みがサッとできて、世知に長けてもいるので、おそらく仕事もできるのだと思う。だけどそれは、周りの意見に同調して、波風立てずなんなくそつなくこなすという言葉の方が当てはまるのじゃなかろうか。だから、知人や友達がやけに多い。講演会や講習などにも積極的に参加して、更に顔を売る。が、私には、妹は年々自分の頭で考えることを面倒だと思うようになってきて、知らず知らずの内に脳がそれを拒絶するようになった気がしてならない。一方私はというと、時間は限りなく横たわり、考える為に生きていると言っても過言ではない日々を延々と送っている。考える、つまり自己と向き合うこと。寝ても考え、覚めても考え、映画を見ても考え、美術館へ行っても考え、小説を読んで新たな自己を発見し、もっと深く見つめ直す。それは10代半ばから続いていた。それは素晴らしいことではある。言わば「人生の授かりもの」だった。だけど、もっと妹のような、世間があっちと言えばあっちへ、こっちと言えばこっちへ、コロッとなびく生き方はなんて羨ましい。私は棒立ちだった。私は考え過ぎてしまう。まだ見えぬ先まで考えを巡らすことが常となっており、得てして、それはなぜか悪い方へと傾いていくのであった。ここから抜け出す方法はないものか。暑さがこれを助長しなければいいが。

2019/07/27

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てんちゃん

てんちゃん「アキヲ」は、私のまぶだち。ここぞという時にはなぜか必ずちょこんと座って待ってくれていて、そのどっしりとふてくされた顔で冷ややかに応援してくれる。一緒に住んでいるらしい「冬ちゃん」は、めったに外に出てこない。のらねこだったアキヲとは違い、ぬくぬくとした家の中が快適なのだろう。以前よく会っていた「マルちゃん」は、どこかへ行ってしまった。とても暑かった夏がようやく終わるのに合わせるように、マルちゃんも消えた。最近よく会うねこちゃんがいる。マンションの駐車場に住んでいるらしい。おそらくいろいろな人からご飯をもらっているからだろう、人馴れしていて、そしてよーく鳴く。立て続けに5回ほど会うと、愛くるしく思えてきて、久しぶりに名前を付けようかしら？体は小さめ、鼻の上にソバカスがてんてんとあるから、「てんちゃん」。おてんば娘のてんちゃん、耳から血が出ていました。さてはケンカしたな？

2019/07/26

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静かな散歩は、会話への最良の刺激だ

静かな散歩は、会話への最良の刺激だ「<人生最大の罪は、不機嫌である> ゲーテ」「音もない、ささやかなふたり、もうそのふたりとも、人生は終ってしまい、いまはただ静かに、根気よく、いや、むしろ愚かしく、その死を待っているのだ、」「天才ってのは、要するに、無限に努力する能力なのよ。がんばりぬくこと、ただそれだけ」「女の人達が友達に悪い知らせを伝える時の「準備工作」の技巧と、上手な持って行き方とには、誰しも感心せずにはいられない」「その悲嘆に暮れている筈の跡継は、さっさと故人の所蔵品を処分しているのである」「それが自分のものであった時、一向有難くも思わないでいたとは、悔いても悔いても足りないことだった」「私も苦労はして来た。それでも、正直なところ、こうしてぴんぴんしているではないか」「この馬鹿め、何故一筋の藁なんぞにつかまるんだ？」「どんぐりなんか只だが、それが芽を出すと、やがては大した材木になる」

2019/07/25

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蝉

蝉夏はまだこれからだというのに、蝉はその短い生涯を終える。蝉という生き物に生まれてきた運命、命の儚さ、ひっくり返って四肢が硬直して次第に動かなくなっていく様は、妙に色っぽい。

2019/07/24

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自分治療「更新」のお話

自分治療「更新」のお話半身浴をし始めて３年！！！えー、3年となりました。まさかこんなに長引くなんて…、せいぜい数ヶ月で終わるだろうと決めてかかっていたけど、そんな甘いもんじゃなかった。そんな簡単にアトピーが治るはずはなく、人生をすべてアトピーと一緒に生きてきたのだから、よくよく考えてみると、3年なんて屁みたいなもんだ。40歳を目標にと思っていたから、本当にちょうど40歳の頃に完治するんじゃないかしら。湿疹が全体的に少し引いた。理由はまったくわからないけど、右腕の外側も、右耳の中も、左耳のめがねを置くところも、手の指も、2割ほど楽な気がする。綿棒はもう減らない。毎朝シーツもバサバサ叩かなくなった。背中の日の丸は、背骨上と右側はかなり良い。色素沈着は真っ黒で見ていられないほどひどいけど。まぁ、そのうち薄くなっていくでしょう。ヘルペスの跡形たちも、順調に薄くなってきたし(苦笑)首の汗もは、肩と肩甲骨の間辺りにまで広がってきて、腰にもでき始めてしまった。あーあ。7月も20日。なんだか涼しいので、今のところ暑さで食欲が落ちることなくちゃんと食べられている。お腹いっぱい食べることもしないし、いつも腹八分が日常となり、その方が調子はいい。まぁちょっと痩せたかな。夏は仕方ない。問題はこれからだ…。歩く速さは若干落ちてきたけど…、毎年のことだけど…。

2019/07/23

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靴下と半身浴

靴下と半身浴どれだけ暑くとも、毎日1時間〜1時間半の半身浴と、靴下片足15枚は欠かせない。最近では、半身浴から上がるタイミングがなんとなくわかるようになった。その日の老廃物はその日の内に出し切ることをモットーにしているが、よし出切った！さて上がろう、と思って毎日終了する。特に何らこれと言ってなかった日でも、なかなか老廃物が全部出切った感じにならない時があり、そういう日は長めに入るように心がけて、寝る時も足元に布団を多めにかけておく。そうすると朝には体はすっきりと軽くなっていて、今日という新しい一日を始められる。めっきり、靴下に穴は開かなくなった。以前はひっきりなしに繕っていたが、針の出番すらなく、遥かに長持ちするようになった気がする。30歳の頃、夏にたった一枚の靴下を履くところから冷えとり生活は始まった。今ではステロイドも完全に断ったことだし、身体から老廃物はかなり抜けたんじゃないだろうか。好転反応の湿疹もようやく下火になり、皮膚はふわりとしている。

2019/07/22

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ソファーに座って

ソファーに座って部屋に置いている一人掛けの小さなソファー。ここが、私の居場所となった。ベランダ越しに空を仰ぎ見る。あー、今私はこう思っているのだなぁ。あー、雨ばっかりだなぁ。あー、11月には39歳、私も結構な年齢に差し掛かってきたなぁ。風がそよそよ吹く。これからどう生きるのかしら。ピアノ、これはもうまるっきり違うんだ。夢はまだ夢として諦めていない。そろそろ甘えてばかりいる自分を奮い立たせて、仕事のことを考えないとなぁ。でも、何をする？みなさんは、もし今無職だとしたら、病気のこと伝える？そうだ、行きたい美術館のチケットを手に入れよう。梅雨が明けたら猛烈に暑くなるんだろうなぁ。こんな落ちぶれた私にでもできる仕事はあるのかしら。蛙さん大好き。来月はもんもんの誕生日だ。生きるってなんなんだろね。まどろむ。さ、明日は明日の風が吹く。

2019/07/21

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アキヲは元気かなぁ？

アキヲは元気かなぁ？気候の影響だと思うけど、体はなんだかスッキリしない。涼しいのはうれしいけれど、言いようもないほどだるく、頭がモヤモヤして晴れず鈍痛が続いている。アキヲは元気かなぁ？

2019/07/20

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お姑さんの目論見

お姑さんの目論見お姑さんのご実家は九州だが、お姑さんが幼い頃、ご両親はご自宅で「寺子屋」のようなことをされていたのだそう。そんなこと今まで聞いたこともなかったが、今日はそんなお姑さんのお話です。えー、珍しく妹が嘆いた。毎月どっさりと2人分の教材が送られてくるねんけど、と。へ？何が？冒頭の話を知らなかった私は、思わず聞き返してしまった。どうやら、妹ではなくお姑さんが自ら教材会社に登録し、いつの頃からか、毎月セットのようになった教材が届くようになった。もちろんそれは2セット。が、まだもんもんは保育園に通っているのだし、文字ばかりが並ぶような教材は難しくて興味も示さず、あっという間に溜まってきて、旦那さんとどうしたもんか…と相談するようにまでなった…。事の概要はこうである。お姑さんから無理強いされる訳ではないと言う。言葉で何を言われるとかそういうことではなく、ただ、ただ、毎月届くんだ、と。どうやらお姑さんがそういう環境で育ったものだから、血の繋がるかわいいかわいい初孫にも是非とも勉強が身近なものであってほしいのだそう。お姑さんは英文科を卒業されていて、海外旅行ぐらいなら困らないというので、ある程度の日常会話は問題なく話せるのだろう。だから、英語は自分がもんもんに教えるつもりだし、お姉さん(私)に情操教育であるピアノを教えてもらったらいいではないか、後は学校の勉強だけ今から少しずつ教材で学んでいけばいい、と、まぁこういう考えに至ったらしいのである。これぞまさに無言の圧力と言うものである。一方私はというとまったくの寝耳に水で、そりゃあ今後簡単な楽譜ぐらいは読めたらいいとは思うけど、私の知らないところでそこまで具体的に話が進んでいようとは思いもしなかった。妹も大変である。今水泳だけ習わせているが、秋からは週1回から2回に増やし、空手教室の見学にも行こうと思っている、いずれはサッカーも習わせたい、既に風船ははち切れんばかりなのであった。

2019/07/19

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もんじと恐竜(と私)

もんじと恐竜(と私)えー、月曜日はもんもん邸へ行っていました。もう疲れて疲れて、なぜかってもんじに恐竜の本を読み続けていたから(笑)もんじの頭の中には、食べること(お菓子も大好き)と恐竜しかないらしく、一日食べているか恐竜の図鑑を見たりおもちゃと遊んでいるかしかないのです。晩ごはんの買い物ついでに図書館に寄りました。もんた3冊、もんじ3冊ね、とママに言われ、もんじが直行した場所は言わずもがな恐竜コーナー。わーとか、おーとか言いながら、恐竜の絵を見るだけで高揚している様子。ただ、そこから3冊を選び出すことはいつもなかなかできないらしく、そこは誘導してあげて借りることにした3冊をご満悦で胸に抱えて貸し出しカウンターへ、でも重たいからママに持ってもらって帰ります。で、その後に続く言葉はもちろん「なお、よんで」、そりゃあそうなりますよね。とにかく恐竜に夢中なので、帰宅して一息つく間もなく隣にちょこんと座り、手にはさっそくさっき借りた恐竜の絵本が。これがまた図鑑のようなものなので結構文章量が多く、そもそも単語の意味の説明もしなければならず、さらに文章の意味ももんじもわかる言葉で解説しながら読み進める訳で、まったく進まない！へとへとになって1冊終えると、しずしずと2冊目を持って戻ってくるし、3冊終える頃にはもう晩ごはんの用意ができていました。あれだけ読んだのに何一つ記憶に残らない私と、またまた恐竜の知識が増えて更に楽しくなったもんじ。妹は毎日これが大変なのだと言います。全力疾走でようやく一日を終えたのに、この上寝る前に1冊読み聞かせるのは本当に重労働なのだと。だから、最近では栞というものを教えるついでに半分ほどで明日へ持ち越すことをもんじと約束したらしく、さすが妹、なかなか良いアイデアを思いついたものです。帰る頃にはのどはカラカラ、体はぐったり。もんたはもんたで急に泣き出してどうしたのかと思ったら、紙に絵を描いてその周りをハサミで切り取ったら、以前裏にも絵を描いていて、それが実にお気に入りの絵だった、しかも顔のど真ん中が切れた、とかで、ママと一悶着ありました。日常生活は大体自分でできるようにはなったけれど、まだまだママは大変だと思わざるを得ません。楽しかったですけど(笑)因みに旦那さんはどこかへ遊びに行って留守でした。もんた、もんじ、また遊ぼうね。

2019/07/18

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続・もんじの問題

続・もんじの問題とても元気になっていた。もんじなりに乗り越えたらしく、顔は晴れ晴れとしていた。妹曰く、もんじの大好きな恐竜がしんどかった時期を支えてくれたようにも思うらしい。私が小説の世界の中で現実からふわふわ遠ざかって生きているのと同じように、もんじにとっての恐竜たちの世界も、無限に広がる夢の世界なのであった。もんじの恐竜の知識は、周りの大人が思っている以上に深いもので、飽きることを知らない。七夕の願い事は、「恐竜の骨を発掘できますように」だった。将来は恐竜博士になるんだって。いいね、おばさん、もんじならなれると思うよ。

2019/07/17

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彼はまた彼女の太陽であり、月であつた

彼はまた彼女の太陽であり、月であつた「物陰に咲く菫にも比すべき彼女を、八重咲きのダリヤみたいに大きく描いたりすると、物の釣合ひといふものを破ることになると私は思ふ」「こっちから親切を尽して行かなければ、友も得られないというのが人の世の常である」「奥方は淋しい病室で、衰えて行くがままに打ちやって置かれた。みんなはそれを屋敷の中の一本の雑草が枯れて行く位にしか思っていなかった」「彼女の魂は、肉体よりもずっと先に死んでいた」「こいつはうまいというようなことばを、思いつくこともあるが、それは、たいてい「かんじん」の言うべき時が、過ぎ去ってからだった」「ひき違い！そんなことがなんだ？演奏そのものが、すばらしけりゃ、それでいいじゃないか」「批判とは、そもそもなんだね？一に、これ、破壊さ。ところが、破壊は、だれにでもできるが、建設のほうは、そうはいかんぞ。大事なことは、建設することなんだ」「そして、与えられる現実というものは、常に、彼が夢みる理想とは、あまりにもひどく、かけちがっているのだった」「人生の旅人が、現実をただ現実として、そのまま受けいれるようになるまでには、いかに広い不毛の国、けわしい国を、越えなければならないか、それは、まだ彼には、わかっていなかった」

2019/07/16

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それでも、世界はちゃんと動いてゆく

それでも、世界はちゃんと動いてゆく「ときどき、彼は、人と一緒にいるのが、たまらなく不安になり、強く孤独を欲することがある」「なんというか、反抗的に、それを考えているかぎりはね、それは、ただ屈辱を感じるばかりだ。だがな、もしそれをおまえに与えられた十字架、しかもおまえの肩に、それを背負いきれるだけの強さがあるために、与えられた十字架、いわば神様の恵みのしるしだというふうに、考えればだな、それは不幸の原因どころか、むしろ幸福の源になるはずだ」「實際、信實もなく、理想もなく、慈悲心もないやうな人間が世間ではのさ張り返つてゐる」「いやに鹿爪らしい人間の多くは、かうした余計な心配を一種の楽しみにしてゐるものだ」「穴はね、みんな円いものときまっとる。栓(せん)のほうで、まあ、どんな形をしているにしろだな、なんとか、それらにはまらなくちゃいかん」「いつもベッドの下に、ビールを四、五本置いており、そいつを一本と、それにパイプたばことが、やっとまあ、彼に、生の重荷をたえさせているのだった」「ただもう因襲ってやつに、痛めつけられている」「由来、感恩の念というものは、受恩者よりも、授恩者のほうにかえって大きいという事実」

2019/07/15

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今年は

今年は紫、が流行りなのかしら？電車で、前に座った人も横に座った人も、次の駅で乗ってきた人も、紫色の服を着ていた。かわいく撮れた♪明日は久しぶりにもんもん邸へ遊びに行ってきます。

2019/07/14

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コンタクトとめがね

コンタクトとめがねコンタクトも、往々にして、良し悪しである。ゴロゴロする違和感と、無性に乾くことは否めず、目はうっすら充血する。が、めがねの視界を遮られる煩わしさはなく、暑くもない。どちらもどちらだが、コンタクトを入れた時は気分が良くなるのよね。

2019/07/13

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美術館と書

美術館と書行ったことのない美術館に行くことは、最近ではめっきりない。自分の無理のない行動範囲内の興味ある美術館へは大体行っていて、お気に入りとなれば展示替え毎に足を運ぶ。先日、少しだけ足を延ばして、とある美術館へ初めて行った。お寺の中にあるのだが、以前から名前だけは知っていて、気にはなっていた。少し遠いかなと敬遠していたのだが、見たい内容の展示が開催中なので、思い切って行ってみることに。行ってみるとなんてことなかった。線を変え、たった3駅多く電車に乗るだけだった。駅からも徒歩圏内で、広大なお寺の境内にあるから人も少ない。たくさんある塔頭の内の一つが美術館になっていた。静謐な空間という言葉がぴったりで、庭園は美しく、青もみじのトンネルにいるよう。ところで、私はずっと古い本を図書館で借りて読んでいるが、昭和初期に出版されたものだと漢字は旧字体で書かれており、最初はまぁ読めなかった。一つ一つ調べながら読むので、見事に進まない。だが、これも慣れであり、最近では8割ほどは調べなくても読めるようになっている。と、美術館で「書」を見て、なんとなくその意味がわかるようになっていることに、ふと気付いた。いえ、漢文だからさっぱりわからないのだけど、それでも以前よりは少しはおそらくこういう意味だろうという推測ができるようになったと思う。なるほど、ちゃんと知識として身についているようである。ここに、来て、よかった。

2019/07/12

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一夏かけて、

一夏かけて、一夏かけて、ある巨大長編小説に挑もうと企んでいる。先に映画を見た。感動して涙をボロボロ流してしまい、やっぱり原作を読みたくなったのである。が、内容は少し違うらしい。それぞれ別のものと思って楽しめたらいいなと思う。必死で爪研ぎしてます(笑)

2019/07/11

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自然、不自然

自然、不自然老若男女問わず、体に密着させるように斜めにかける小さなショルダーバッグを持っていらっしゃる方をよく見かける。必要最小限の荷物を入れるのにちょうど良さそうで、かくいう私も使ってみたことがある。が、私にはこの種類のバッグは合わなかった。どうも体が斜めに傾いて歩きにくいし、しばらくすると足も疲れてきてしまう。右へ左へとコロコロと位置を変えてみるものの、絶えず背骨はどちらかに傾いているわけで、一向に解決にはならず。私が姿勢にこだわったり、かねがねバレエを習ってみたかったなどと言うのは、要するにその方が体が楽だからである。人間にとって自然だからである。ピンと背筋を伸ばして両手を振ってなるべく大股で歩くことが、結局は一番負担にならない。良くなったとは言え、足にしびれは遺っているので、つまりは私にはリュックがしっくりくるのである。どうしてもショルダーバッグを持ちたければ、斜めにかけないショルダーの方が比較的楽だということも実証済み。なんだろう、あの斜めにかけた後の体の疲れようは？いえ、私荷物はとても少ないのだよ。でも肩甲骨が「嫌だ」と言っている…。つまり不自然なのであった。

2019/07/10

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その道を進もう

その道を進もう「あの世へ行ったら、わしはさぞ退屈するじゃろう。父親にとって、地獄ってのは子供に会えんということじゃ」「わしはもう生きたいとは言わん、未練はなかったのじゃ、苦労が増すばかりじゃったからのう」「といふのは、われわれはお互ひの心の中も、わが子の心も、父の心も、或は隣人の心も、そんなに分るものではないし、われわれが監督してゐる小さな男の子や女の子の考へてゐることの方が、彼等の上に立つてゐる鈍感な、世の穢れに染んだ大人の考へよりもどれだけ美しく又神聖かも知れないのだから」「ふくれたのか？よすがよい、ためにならぬだけだ」「知らず知らずのうちに、人生至上の歓喜の習慣、すなわち読書の習慣を、彼はつくりあげていたのだった。むろん、そうすることによって、いっさい実人生における苦痛からの避難所をこさえているのだ、などということは知らなかった。あるいは、こうしてありもせぬ空想の世界をつくり出すことによって、かえって毎日毎日の現実世界を、ますます味気ないものにしているのだということ、それもまた彼は知らなかった」「だが、彼は、常に、お祈りというものは、不便、不自由な状況でしてこそ、いっそう神の喜びたもうものだと信じていた」「だが、彼は、直情で、それだけにまた狭量でもあった」

2019/07/09

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できることを好きになれ

できることを好きになれ「神さま、あなたの作られた世界はなんてちぐはぐなんでしょうなあ！」「君はまだ子供みたいにすねてるんだな。門口でつまらんことに引っかかっているっていうわけさ」「人生には、どうころんでもいやな思いをせずにいられない場合というのがあるものなのね」「ある人たちにとってはそれは、同じひとつの音としか聞えないけれども、ほかのある人たちにとっては、音楽における無限」「彼の目には世間というものが、いったん足を突っこむとずるずる首までもぐってしまう、泥の海のように映るのだった」「愛情とはあるいは、快楽にたいする感謝の念なのかもしれない」「あのひとたちはみんなきちんと正確に来てくれたけど、死はなかなかやってこないのね」「あなたのほうは、お幸せね、若くて、まだ何かを信じられるのですもの」「美しい魂を持っていると、この世間に長くとどまっていることができないんだ」「経験を積んだ医者ってのは、病気しか見ないものなんだ」

2019/07/08

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七夕に祈りをこめて

七夕に祈りをこめて令和になる頃だったか、なぜかふと思った。「このブログはいつまで続けるのかな？」今年で発病して12年。この体になってからもう干支を一巡りした。これまでは、ブログは書ける限りは書き続けるものであり、そんな自分を疑いもしなかったのに、どうしてだろう、急にそんな考えが浮かんできた。そりゃあ、いずれはありがとうさようならと終える日は来る。私は不死身ではない。でも、もっと先、例えば10年後とか、何かそういうまだまだ長いものを想像していたが、意外とそれは早いのかもしれない。数年前から前兆はあり、38歳になった途端に自分の変化の時を感じるようになり、体も心も思考までもが以前とは少し違うよう。40歳という遥か遠いと思っていた現実がすぐそこに見え始め、つまりは人生の中盤から終焉へと、なんとなく道が延びてきたんじゃなかろうか。私は自分が短命だとわかっている。遺伝から考えても、難病というものを背負っていることから考えても、それは明らかだろう。(余談だが、万が一おやおや？このままだと長生きしかねないぞと思ったら、自死を選ぶことを決めている。)いつまでも病気にすがりついているこのブログから、そろそろ離れてもいいような気がするのだが。40歳を一応の目処にしようか。一旦終了して、病名ではないタイトルに変えて新たなブログをスタートしているかもしれない。一切ブログというものを辞めてしまうかもしれない。いえいえ、書くことは心から大好きで、今日という日の命があるならば私はこの身体でいくらでも書けるから、撤回してこのまま続けているかもしれない。ブログを始めるまでずっとノートに日記を付けていたから、もう公開はせず手書きの日記に戻るかもしれない。すべてが未定である。でも、これだけ身体は良くなった。もう受給者証も持っていない訳だし、通院も年に一度、病気ブログにも一区切りを付けて、これからはこの病気をちっぽけな花粉症と同じような軽やかなものだと考えて、一生手を繋いでいく所存である私をスタートさせたいって思っている私が、ふと芽生えた。この想いは大切にしたい。うーん、上手く言えないけど、いつの間にかほとんどもうそうなっているし、それは実に干支一巡という歳月のおかげだろう。つまりはこのブログが少し重荷に感じるようになってきてしまったのである。「ついに卒業の時が来た。」これが今の私の正直な気持ちだ。ただ、ただ一つだけ。自分治療と称して書き続けている日記だけは、「湿疹完治」と高らかに報告して書き終えたいのが望みです。これだけ便々と綴ってきたのだ、私の生活すべてをかけて。

2019/07/07

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得意技

得意技本屋の話題書コーナーに、「ふりまわされない」「だめなら逃げてみる」「休む技術」などの本が並ぶ。そんなもの、私は、とうに10代半ばからしてるんだ。

2019/07/06

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自分治療「更新」のお話

自分治療「更新」のお話半身浴をし始めて２年と１１ヶ月と半月。雨、雨。5月がひどく暑かったもんだから、季節が逆戻りしたような気がする。頭は完治(感激！！)。背中もだいぶん良い(！)。まだ湿疹は出ているものの、奥の方につるつるの皮膚が生まれた。かきむしると、敷いた新聞紙の上に、小石のようなかさぶたがボトボト音を立てて落ちる様は、今思うと異様だった。が、この色素沈着はなかなか消えないだろうと思う。直径20cmほどか。まるで日本地図の琵琶湖のようだが…。今一番湿疹の出ているところは、甚だ不思議だが、両手の指である。手の平の側の全部の指。小さな水ぶくれが無数にあって、かゆくてかくと、プチッと音を立てて潰れて、イライラするほどかゆくてかゆくて、それがしばらくするとかさぶたになり、またかゆくてボリボリかく、毎日のように水ぶくれは生まれ、の繰り返し。手の平はほぼ完治したのだが、指へと移行しただけのことであって、結局は「手」なのである。指は、皮膚というよりも厚いボロボロの皮に覆われていて、指紋はないし、シワシワ。渦巻きなんて一つもない。首の汗もが少しひどい。次に右腕の外側。次に右耳の中、左耳のめがねを置くところ、顔、股というところか。だけど、以前に比べると湿疹の度合いが遥かに軽く、まったくもって問題ない。だって、アトピー患者には最も辛い季節である汗の夏でこんなに楽なんだもの。あのね、もう3年になるんだよ。

2019/07/05

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108円也。

108円也。昨今の100円ショップってすさまじい。小さなデパートの如く大賑わいで、ありとあらゆるものが揃う。そりゃあみんなここで買うよな、と思ってしまう。今じゃ物はなんでも高いし、消費税も上がるし、やってられないよね。というか、最近では「100円ショップは買い物を楽しむ場所」なのですね。買い物かごをブラブラ提げてかわいい〜と言って日常生活を潤す物を買うところなのですね。以前とは随分と在り方が変わったようだが、そうやって小さな物をいっぱい買って知らず知らずのうちに散財している人は多いだろう。(すぐゴミになるし。でも楽しいのはわかる。)私は一つだけ欲しいものがあったのでお会計108円也。

2019/07/04

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おじいちゃん

おじいちゃん図書館と、近所の某有名カフェは、行き場のない老人の溜まり場である。老人と言っても、そのほとんどは男性。平日の昼間の図書館なぞは、もうおじいちゃんで溢れかえっていて、みなさん新聞を取り合うか、高鼾をかいて寝ていらっしゃる。

2019/07/03

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雨ですね

雨ですねベランダの工事が、後手に回って延び延びになり、一悶着も二悶着もあった末、ようやく完了。(私は業者を変えた方がいいと思うが、)兎にも角にも雨よけが付いてよかった。先日、ツバメの巣を偶然発見し、親鳥が雛に餌を与えている瞬間を見た。何だかんだで毎年この光景に立ち会っている。とってもとっても幸せな気分になる。お向かいさん宅の玄関の扉に、ハロウィンのかぼちゃのニッと笑った顔のシールが貼られている。おそらく5年以上は貼りっぱなし。夏でも冬でも違和感を感じないことが私には不思議で仕方ない。

2019/07/02

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臭いとアトピー

臭いとアトピーアトピーや湿疹や汗もが出なくなってくると、「臭い」がしないように思う。血や黄色い汁と汗が混じった臭いというものは、ツンと鼻をつくものがあり、夏はまさに異臭だった。その異臭を放っている人間は自分であり、その異臭を自分で異臭だと思い、その異臭の中で生きてきた。冷えとり健康法を始めて靴下をたくさん履いたら、なぜかすぐに足の臭いが消えた。さらに、汗そのものの臭いも減ってきて、脇などの臭いも感じなくなった。夏は特に蒸れる下着の臭いもそう。これらは体臭とはまた違う、と思う。湿疹や汗もができにくくなると、あ、こんなにも臭わないんだなと思った。なんとなく今わかったことは、何らかの病気を抱えている人は、臭いがするのだった。例えば、口臭などはその代表的なもの。いわゆる「未病」と言われるものも、臭いから判断することができそうに思う。心身共に健康な人は、内臓の循環が良いから無臭なのである。とにかくわたしは何もかもが悪循環だったのだ。もちろんそれは体質と病気が関係していた。さて7月。現時点では、これまでの人生の中で一番「臭わない」夏の始まりを感じている。

2019/07/01

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牛耳る人を牛耳る

(2024-11-15 05:56:58)

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