『甘いもの9割減日記18』
ー甘いものに潜む“何か”ーその1割の甘いものを食べている時は、以前より舌が少し甘過ぎるような気がしないでもないが、まぁおいしいと思う。私の幸せの源、甘いもの。が、それから30分ほど経つと一変してとてつもない疲労感に襲われ、この疲れ具合がひどければ寝込むほどになり、それがあまりに尋常ではないものだから、もう甘いものは食べたくないという考えに至る。甘いものが決しておいしくない訳ではない。否、今日は食べたいなぁと思う時も正直ある。だが、この後に必ず訪れる疲労感がびっくりするほどひどく、私を狂わせるのであった。ぐったりして動けないし、長ければそれを一日中引きずる。身体もなんだか重たい、胃がもたれる感じもする。読書も捗らない。掃除なんてしたくない。じっと身体を横にしているだけ。甘いものを常日頃に食べていた時は、自分の身体がこんな風になっていたなんて考えたこともなかった。確かに疲れを感じる時もあったが、それは私にとっては普通のことであり、甘いものを疑うことすらしなかった。だって、甘いものは単純においしいから。実は私の不調の原因を大きく占めていたものは甘いものだったのかもしれない。そんな思いが頭を満たす。それでも、もしどうしても甘いものが食べたいのなら、この疲労感を覚悟の上で食べるしかない。私、そこまでして甘いものを食べたいか?言わずとも身体の声はNOであった。