「ナルニア国物語」
先日の日記で「ライオンと魔女」について触れましたが、意外と知られていないのかなと残念な気がしました。せっかくの機会ですので、その「ライオンと魔女」について少しお話したいと思います。「ライオンと魔女」は、C.S.ルイス著「ナルニア国物語」シリーズ全7巻の中の1つです。1冊で1物語が完結していますが、全巻にわたりシリーズとしての世界観が描かれています。各巻の題名は以下のとおりです。「ライオンと魔女 (THE LION,THE WITCH AND THE WARDROBE) 」「魔術師のおい (THE MAGICIAN'S NEPHEW) 」「馬と少年 (THE HORSE AND HIS BOY) 」「カスピアンのつのぶえ (PRINCE CASPIAN) 」「朝びらき丸、東の海へ (THE VOYAGE OF THE DAWNTREADER) 」「銀のいす (THE SILVER CHAIR) 」「最後の戦い (THE LAST BATTLE) 」私が持っているのはペーパーバックの英語版ですが、日本語版では岩波書店からハードカバーが出ています。多分、学校図書館や公共図書館などにはシリーズで置いてあるのではないでしょうか?図書館の司書の方に「ライオンと魔女はありますか?」と是非尋ねてみて頂きたいと思います。この本との出会いは、小学校に入学した頃におばが貸してくれたことでした。すぐに読んでみましたか、あまり意味がわからずになかなか読み進める事が出来なくて1年くらいたった頃になんとか読み終えました。読み終わってみると、その時はまた自分には難しくてその物語をまた読みたいとは正直思えませんでしたが、それでも、その静かで淡々とした世界観がとても印象的でした。子供向けではありますが、少し難しい内容かもしれません。確か高学年以上が対象の本だったように記憶しています。「ライオンと魔女」の内容の冒頭は以下のような感じで始まります。第一次世界戦時のロンドンから、田舎の親戚の家に疎開した4人の子供達が広い屋敷の中でかくれんぼをしている。1人の男の子が隠れたワードローブ。その中は予想以上に奥行があり、さらに進んでゆくと、一面雪景色の屋外となっていた。。。そこで魔女やいろいろな生き物に出会い、「アスラン」というライオンに出会う。残りの兄弟達もこの1年中雪が降る世界にやって来る事になりいろいろな事件に遭遇してゆく。。。。。。というような冒険物語です。ちょっと長いお話ですが、子供達だけではなく子供の世界から遠くへ来てしまった大人の方にも是非読んで頂きたいお話です。