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カテゴリ:ニュース
育児充実へ半日勤務導入=国家公務員対象、07年度から-人事院
 人事院は19日、育児を抱える国家公務員を対象に、2007年度から短時間勤務制度を導入する方針を固めた。通常の勤務時間は1日8時間だが、子どもが小学校へ入学するまでの間、4時間や5時間の半日勤務を選択できるようにする。05年の合計特殊出生率が1.25と過去最低を更新する中、まず国家公務員に育児しやすい勤務形態を定着させ、少子化対策の一環として民間企業への波及も目指す。 (時事通信)


私は、このニュース、とっても気になりました。

別に私に子供がいるわけではないのですがww

今後自分が結婚して子供が出来たとき、どういう社会環境になっているのか考えたとき、少子化になっても仕方ない事情ってのが、社会にはたくさんあるな~って思ってて。

こういう制度を導入することは非常に良いことだと、私は思うのですが、ただ実際問題、この制度の施行に当たって、他の問題も浮き彫りになってくるんじゃないかなって。

こういう制度の施行に当たっては、対象者の昇給、昇格には一切左右しないというのが条件であるのではないかと思うのですが、実際には本当に左右されないのでしょうか?

育児休暇をとる人の差別というのは、未だに水面下であるだろうし、男尊女卑、また父子家庭の場合は、本当に昇給昇格には影響がないのだろうか、などなど色々あると思います。
また、休まず一日8時間以上勤務している人にしてみれば、どうなのでしょうか。

8時間以上勤務したからといって、本当にその分の仕事をしているかどうかは人それぞれだし、育児休暇で早めに帰るのに、実際はきちんと育児をせずに、自分の時間として遊んだりしている不届きな親もいるかもしれない。

その判断が、査定上非常に難しいと思うんですよね。

でも、きちんと育児を行う親にとって見れば、この制度はとてもありがたいものだと思います。

本当は周りの社員も、幼い子供をもつ親が、なるべく残業にならないよう、仲間として協力し合う会社環境というのが、一番いいのでしょうけど、なかなかそうもいかないのが現状・・・。
差別、ねたみ etc...

また、少子化に繋がっているのは、そうした福利厚生によるものだけでなく、これから子供をつくろうという人々にとって、会社への拘束時間、過剰業務というのもあると思うんですよね。
疲れちゃって、子作りどころじゃないし、そんな状態で子供なんてできたら大変だ、みたいな。
精神的に弱っちゃって、子供が出来づらい体質になっちゃっている、とか。
未だに、残業することが美学だと思っている中小企業は多いし、不況という理由だけではなく、その分の残業代もきちんと支払わない会社も多数あるのが現状ですものね。
そのような状態で、育児休暇や、短時間勤務制度なんて、もってのほかという企業は意外と多いと思いますよ。
誰かが休んだり、早く帰ったりすれば、中小企業なんかはその分の業務する人員も限られるし、誰かに負担が多くかかるわけですからね。
じゃ、新たに人を雇うのかというと、それも現実問題として厳しい・・・。

これらの問題も、社会的問題だということを夫々が認識して、この制度が公務員だけでなく、一般の企業へも浸透し、完全に社会の常識となるまでには道のりは長いですが、第一歩は歩き出せたのかな・・・。


そうだと信じたいですね☆





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最終更新日  2006年06月20日 15時14分25秒
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