カテゴリ:本、小説
スイッチ 宝島社 さとうさくら 帯の「平成にニッポンの『ライ麦畑でつかまえて』です」という 柴門ふみさんのコメントが目に留まった 自分は他の人とは違う、他人を見下す一方でその人達がこなす普通のことすらできていない 毎日繰り返すルーティンに疑問を持ちながらもそこから抜け出せない 加齢臭と脂のにじみでるおじさん、世間話と子供の話には事欠かないおばさん、そういう人たちを敬遠しながらもいつか自分もそうなっていくことをどこかで受け入れている おいしい・可愛い・嬉しい・幸せ、そんな安っぽい言葉にはヘドが出る 愛想を振り撒いて誰からも受けがいい女は信用できない わかって欲しいことは何ひとつ理解されず、やってしまったミスを本質として見られ、黙っていれば誤解される こんなにも生きるのに不器用なんです いい会社に勤めていい給料もらって お互い社交辞令や表面上の付き合いで関係を保ち ヒエラルキーで評価される、そこから脱出したい! 生き方に正しいも悪いもないし、何に価値を見出だすかは十人十色 審査員絶賛賞を特別に設けさせるほど面白い本です! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.06 12:22:05
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