カテゴリ:本、小説
東京小説 角川書店 林真理子、椎名誠、藤野千代、村松友視、盛田隆二、コリーヌ カンタン 大都市には多様で複雑な表情がある。そこに集まり、住む人々と、街並みや建築物が作り出す表情である。大都市の表情を描く。 地方に住むものの東京への憧れ。東京だって地方出身者の集まりなわけだけど、それでも東京生まれはどこか違う。紙一重のドライなところはどうしたってなれるものじゃない。地方の町へ行けば価値観の幅があまりない、東京っていう大都会で暮らしている人の価値観は様々だから、変わり者にはやさしい街だ。都会は溢れる人や物の背景に隠れて、時より劣等感や淋しさをのぞかせる。 本書はもともと、フランスの出版社による企画「街の小説」シリーズの一環。フランス人の目に映る東京はどのようなものか。フランス語版と日本語版の同時刊行である。(松平盟子) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.05 22:16:18
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