カテゴリ:本、小説
学校的日常を生きぬけ ―死なず殺さず殺されず 教育史料出版会 宮台真司 藤井誠二 近代過渡期を終えた昨今、成熟した社会が子供たちにもたらしている影響とは? 彼らの多くは自分たちを取り巻く「学校的日常」が卒業しても永久に続くと考えている 確かにあの頃は学校が生活の全てだった、それしかない、それででいいのだと思っていた ところが、過渡的近代を終え成熟社会を迎えた昨今、様々な変化が起きている 本書は、不可避である教育問題から成人になるまでを形成するあいだの多くの時間を過ごす学校という閉鎖的環境がもたらす問題を明らかにしてくれる 成熟した社会(子供たち)と学校側のズレを見つめ直すために 教員や教員を目指す人に是非読んで欲しい リストラや不景気・社会不安の中で 今の若者が15年して子供が中学校に入るときに 「良い学校に行けば幸せになれる」と子供に言うか、といったらまず言わないんですよ 今の日本で人間が育つということはこういうことなんだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.11 11:23:11
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