カテゴリ:本、小説
カーニヴァル化する社会 講談社現代新書 鈴木謙介 21世紀以降の我が国で、日常生活の中に突如として訪れる、歴史も本質的な理由も欠いた、ある種度を過ぎた祝祭について、それはいったい何なのか、なぜ今になってそうした祭りが発生するのかについて迫る。 新しいことが始まってもいつぞやそれがルーティンワークになっていき、3日3ヵ月3年経つと、なんでこんなことしているんだろう、これでいいのだろうかと落ち込むという、それの繰り返し。働くということが、躁状態と鬱状態の循環で支えられているのではないかと思いたくなる。私たちはなぜ、ありもしない「何か」に向けて必死になり、突然空気が抜けたように萎えてしまうのか。筆者は本書を書物としてねじ曲がった構造をもってしまったのではないかと危惧している。 若者の貧困問題についてすごくためになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.05 19:14:56
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