深夜特急1 香港・マカオ
深夜特急(1)沢木耕太郎新潮文庫一冊読むうちに,どこにも属さず自由気ままに旅をする作者が羨ましくなり次いで自分が旅にでた気になり、いつしか作者と私は同じ気持ちを共有している。作者は日本を飛び出し、私はその本を今読んでいる。どの街の人も身の回りの環境を受け入れ、自分を、今を楽しんでいる。生き生きとした笑顔が思い浮かぶ。私に足りないものだ。社会が成熟しても社会の否定に向かわず、なんと肯定的なんだ。この本を読み終えるまでにはなにか掴みたい。けど、読み終えてしまいたくない、旅を続けていたいな。