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テーマ:自作PC(840)
カテゴリ:雑記
友との再会は、縁ある人との、永遠の別離の報せでもあった。 考えもしなかった。 当たり前だ。 「あの人は元気にしてるのか?」の問いに、当然のごとく「ああ、元気でやってるよ」と 返ってくるものだと、きっと誰もが思うことだろう。そして、近況はああだ、こうだ、と いう話の流れになるはずだ。 唐突過ぎたこともあってか、正直、言葉が出なかった。 ただ一つ理解ることは、もう二度と会うことが叶わないということ。 それを知らずに僕は、間抜けにも「元気か」などと問いかけたわけだ。 全くもって度し難い。 そんな僕に出来ることがあるとすれば、ただ彼女を悼み、冥福を祈ることくらい。 即ち、「出来ることなどもう何も無い」と同義だということだ。 そんな話の後に、口に運び込んだソースの味は、やけに塩辛い涙の味だったかも知れない。 さて。 時は進み2011年4月初旬。 RSにはログインしなくなって約一ヶ月。 PC起動を試みたところ、電源が入る→切れる→入る→切れる→入… を勝手に繰り返す ようになり、完全に起動しなくなった。 一言で言うと 逝った。 「PCの問題解決に一番苦労するのは、なんといっても不具合の切り分けである」 確かにその通りなのだが、以前にも何度かこのような事態に陥ったことがあり、その 際の故障箇所はだいたいマザーボードだった。 僕はこれまでに10基以上のMBを破損させてきており、某氏には我が家を「PCパーツの墓場」 などと揶揄されたものだ。 よって、今回の故障箇所も恐らくマザーボードだろう、と。 というか、もともと使っていたLGA775チップセットマザーの新品は、もう手に入らない と勝手に思い込んでいたため、この際マザーボードのみならず、ケースとOSはそのまんま 流用するとして、思い切って新調するくらいの勢いで換装してしまい、このストレスフル な環境からオサラバしようと思い立ったのだった。 そうなると、ここから壮大なパーツ換装劇が展開される。 もともと挙動のおかしかったPCゆえ、以前から換装プランは用意しており、パーツ の目星は殆どついていたりしてた。 この時点で弾き出した予算が五万円程度。 そこを予算許容額とすると CPU クーラー MB メモリ HDD までは変えられそう。 新型CPU「SandyBrige」を始めとし、対応MB(マザーボード)からメモリ増設、SSDまでは 手が回らないもののHDDは容量増、今回はリテールクーラーは使わないぞと考えると、喪失 感を押しのけて自然にニヤついてくるあたりは、自作変態数歩手前といったところか? いやいや、僕程度ではまだまだだ。と、自らを律し、日本橋へと向かう算段を立てるので あった。 <つづく> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/01/22 10:50:38 PM
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