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カテゴリ:生活習慣のケア・栄養補給
中性脂肪とは
私たちが一般的に「脂肪」と呼んでいるものの多くが、すなわち「中性脂肪」です。身近な例でいうと、豚肉や牛肉のまわりについている白い脂の部分が脂肪細胞に蓄積された中性脂肪です。 中性脂肪は「グリセリン」に3つの「脂肪酸」が結合してできており、結合によって脂肪酸の酸性が失われて中性になるため、この名がつけられています。とかく悪者扱いされる中性脂肪ですが、大切な役割も担っています。 ■ 重要な役割1 【エネルギー貯蔵庫】 私たちの活動のための第一のエネルギー源は糖質です。糖質が充分にとれなかったり、運動量が大幅に増えて糖が足りなくなったりした場合、中性脂肪が遊離脂肪酸に分解されてエネルギー源として使われます。 遊離脂肪酸:グリセリンと結合せず、遊離している脂肪酸です。 つまり、中性脂肪は“エネルギー貯蔵のためのカタチ”、遊離脂肪酸はすぐに使えるエネルギー源ということになります。ちなみに、糖質やたんぱく質が1グラムにつき約4キロカロリー分のエネルギーであるのに対し、中性脂肪は1グラムあたり約9キロカロリーなので、非常に質のよいエネルギー源だと言えます。 ■ 重要な役割2 【断熱材】 皮下脂肪がこれにあたり、からだから体温が失われないように働きます。一般的に、太った人より痩せた人の方が寒がりなのは、この断熱材の量が少ないからだと考えられます。 ■ 重要な役割3 【クッション】 弾力性のあるクッションとして、外部からの衝撃を緩和し、私たちの大切な臓器を守ります。また内臓脂肪には、臓器が動き回らないように、一定の位置に固定する働きもあります。 中性脂肪はすべて食事によって体内に取り入れられるわけではなく、肝臓でも合成されています。その際の材料となるのは、食品(肉、魚介、油脂類など)に含まれる脂質が分解された「脂肪酸」と、主食(パンやご飯)や砂糖、お菓子、果物などに含まれる「糖質」です。 食事を食べ過ぎたり、運動で消費するエネルギー量が少なかったりすると、中性脂肪は皮下脂肪や内臓脂肪といった脂肪組織に蓄積されます。 そうです。過食を慎み、適度な運動をする正しい食生活と生活習慣の改善が、不要な中性脂肪の蓄積を防ぐポイントです。 生活習慣の改善で、私たちが元々持っている自然治癒力(免疫力)をアップし、健康生活をおくりましょう。 おまけ<今日3月4日は何の日?> 1899年のこの日、著作権法が公布されました。1967年には、ハワイ出身の力士、高見山大五郎が外国人初の関取になりました。 ご投稿を歓迎します。ハーブのご利用についてのご質問もお気軽にお寄せ下さい。 ご参考情報:食欲不振から生活習慣対策まで幅広くカバーする健康ハーブトリオ <hidechan1229:オーガニックハーブサプリメント専門店eサプリ東京店長> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年03月04日 07時51分11秒
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