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カテゴリ:エイジング(加齢)
超寿宣言 認知症を防ぐ「青果・青魚・赤ワイン」
大分県宇佐市安心院(あじむ)町の長野久男さん(80)は、毎日のように魚を食べ、自宅の畑でとれる無農薬野菜が、食卓に並ばない日はない。 季節の果物も好物。栽培しているブドウは皮や種ごとミキサーにかけ、ジュースにして飲む。 魚や野菜、果物を意識して口にするようになったのは、一昨年秋、安心院地域と福岡大第5内科が行っている認知症予防プログラム「安心院けんこうクラブ」に参加してからのことだ。 クラブでは、毎週の集まりで高齢者たちが昼食を作って食べている。月1回は栄養士が参加し、食に関する様々な話をする。この中で、「認知症を防ぐ食事」の知識も伝授するのだ。 ある海外の研究では、アルツハイマー型認知症になる危険度を、1日に1回魚介類を食べる人と比べると、週に1回も食べない人では2倍以上に高まり、まったく食べない人では5倍以上に跳ね上がった。 魚の中でも、特にサバやサンマ、イワシなどの青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸(EPA、DHA)に、何らかの予防効果があると考えられている。 一方、野菜や果物をたくさんとっている人や、ワインを毎日飲む人の方が、とらない人よりもアルツハイマー型認知症になりにくい、という研究結果もある。 野菜や果物にはビタミンEやC、βカロチン、ワインにはポリフェノールという抗酸化物質が豊富。抗酸化物質とは、老化の原因とも言われる過剰な「活性酸素」を除去する物質だ。 ブドウのポリフェノールは皮や種に多く含まれるため、白よりも赤ワインの方がいい。長野さんがブドウを皮や種ごとミキサーにかけているのはそのためだ。 さらに、長野さんが習慣にしているのが、毎日30分ほどの昼寝。国内のある研究では、30分以内の昼寝の習慣のある人は、ない人に比べて認知症の発症の危険度が5分の1に減った。 仲間たちと一緒に計画・実行する創造的な活動、有酸素運動、魚や野菜が豊富な食事、30分の昼寝――。 2年間、これらを続けてきた長野さんは、最近、記憶力が良くなったことを実感。事実、テストの結果でも記憶力は1・5倍に向上した。「これからも頑張って、50歳代の脳に戻りたいね」と目を輝かせる。 こうすれば必ず認知症は防げる、という“処方せん”はまだない。しかし、長野さんの生き生きとした表情を見ていると、努力すれば本当に予防できるかもしれない――そんな気がした。(山口博弥) 【認知症予防10か条】 1・生きがい作って生涯現役 2・強いストレスを避け、楽しい生活 3・若いころからストレスの対処法をいくつも身につけておく 4・1日30分の有酸素運動 5・1日30分以内の昼寝の習慣 6・野菜や果物を食べる 7・魚・海藻を食べる 8・赤ワインを飲む 9・楽しい食卓 10・新たな仲間との創造的活動 -福岡大第5内科教授・山田達夫さん監修- (2006年10月6日 読売新聞より全文引用) ご参考情報:アンチエイジング効果で注目されているサプリメント:日本山人参 <hidechan1229:オーガニックハーブサプリメント専門店eサプリ東京店長> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年06月15日 06時04分10秒
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