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カテゴリ:医療全般
ウイルス性胃腸炎
-なからい小児科クリニック 半井孝幸院長- ■まめに手洗い、うがいで予防 ウイルス性胃腸炎を引き起こすウイルスにはノロウイルス、ロタウイルスなどがあります。例年初冬から増加し始め、学校、保育園など集団生活をする施設で発生したり、食中毒の原因となることがあります。嘔吐(おうと)、下痢、腹痛、発熱などの症状が出ますが、程度には個人差があります。 治療は主に食事療法です。最初は吐き気が3~4時間続くことが多く、その間はあまり飲んだり食べたりさせない方がよいでしょう。イオン飲料、白湯、お茶などを少量ずつ、10~15分間隔でこまめに与えます。吐かなければ増量していきます。母乳も少量ずつなら構いません。 嘔吐が治まった後は、おかゆやよく煮たうどん、煮つぶした野菜、豆腐など消化のよいものから、徐々に普通の食事に戻しましょう。 ウイルスに効く薬はありませんが、整腸剤や吐き気止めを処方されることが多いです。強い下痢止めはウイルスの排せつを遅らせるので、あまり使わない方がよいでしょう。乳幼児などでひどい症状が続き、皮膚の弾力性がなくなったり、尿や涙が出ないなどの脱水症状があれば点滴療法が必要です。 吐物や便の中に含まれるウイルスは、手や手で触れたものを介して口に入り、感染します。人同士が接触する機会が多いところでは、飛沫(ひまつ)感染する場合もあります。まめに手洗いやうがいをして、排便後やおむつ交換後、調理前にはせっけんを使った手洗いが大切です。 また、便や吐物の処理には市販の塩素系消毒剤(漂白剤)を薄めたものを使用してください。ウイルスは熱を加えると死ぬので、汚染された可能性のある食品は中心までよく加熱してください。 症状が軽くなっても、しばらくの間はウイルスが排せつされるといわれていますので、手洗いなどで清潔を保つ習慣をつけましょう。 (2007年4月21日 読売新聞) おまけ<今日6月22日は何の日?> 1965年のこの日、日韓基本条約が調印されました。1992年には、骨髄バンクの患者登録がスタートしました。 ご投稿を歓迎します。ハーブのご利用についてのご質問もお気軽にお寄せ下さい。 ご参考情報:便秘がちな方、体重が気になる方のための優しいハーブ :天然海草の優しさで快適お通じ・ブラダーラックFFD <hidechan1229:オーガニックハーブサプリメント専門店eサプリ東京店長> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年06月22日 05時29分04秒
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