永遠の空

悲しき人を今は誰も知らない
傷つけあった過去の事
赤い炎の中での叫び
血で書かれた家族への最後のメッセージ

母の涙で消えてしまう文字
子供にとって失われた家族
愛の形でしかなかったものがここに

人々の中で生まれる思いは戦いに向けての武器だった
黒い雨の中で消えていく命のあっけなさ
こんなにも弱い人間が戦争を・・・

焼け焦げた家の下で助けを求めている
泣き叫ぶ声　死を目の前にして何を考えるの？
残った者は未来への　地球の夢を実現させた

地球に命を返す姿
本当は永遠の命が重すぎたんだ
いつの日か戦争があった連夜の事を
頭の中で動き回る悪魔のように　残酷に・・・
このプロムナードが　耐えることが出来なかった

地球の半分が闇にしか見えない　緑はどこに？
子供の遊び場　大人の安らぐ場所はどこに？

隠れた才能を持つ人物が現れる　現実はいつも同じ日を
赤く染まった世界を子供は涙でいっぱいにした
幼いものは赤い空に願った
飛行機の音しか聞こえない悲しさ
死を目の前にする人が数知れない程

爆弾の落下するのを人々が死を覚悟に目を閉じた
平和を夢見て世界の心の中へと・・・

今この手には戦いを重ねてきた証と血が潜在している
やがてまた同じことが繰り返されるであろう　この世界で
闇が生まれる　憎しみ傷つく　同じ人間同士が

争いがあったことを詩ではうたえない

涙で枯れ果てる死の世界　必ず夢を
生きがいは子供に　命は世界に
いつの日でも花が咲く未来へと昇っていく