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カテゴリ:ムシのこと
どうしても欲しかったのだそうだ。
息子の「ムシ」熱は未だ冷めやらず。ってか、ずっと高いところをキープしている。 秋になると、越冬しないムシはコロコロお亡くなりになる。 すると興味は当然、越冬組に向けられ、それが高じて幼虫も、となる。 夏を快適に過ごしたムシたちは、自分は死んでも卵を残す。 しかしその辺で捕まえられるムシを、我が家で増やすつもりはさらさらないので ペアで飼っていても、採卵セットはカゴに入れていない。 産みたきゃ勝手にお産み下さい。である。 (これはムシにとっては結構過酷なんだそうだ・・) では、と息子の目は当然のごとく外国産ムシの幼虫に向けられる。 成虫を買ってもらえない、という理由もあるだろうが、幼虫が欲しい、となる。 大体において、外国産のムシは暖かいところに生息していらっしゃることが多い。 ということは、幼虫もその環境を欲する場合が絶対的に多い。 しかるにいくら幼虫であっても、お店としては冬前に売り切ってしまいたいと考える。 成虫は言うに及ばず。早く売らないと死んじゃうからね。 半額になった幼虫を、お小遣いで2匹 GET した。 成虫になるとわりあいときれいな「ニジイロクワガタ」である。 さぁ、ここからが大変。購入したからには是非とも成虫になってもらわなければならない。 彼らに適したお家を作る。土が良いの?菌糸が良いの? あちこち回って(幼虫を売っていたのはホームセンター。ここでは売るだけだから) 結局専門店に行き着いた。この辺に専門店があること自体、不思議って言えば不思議。 ムシは好きだけど、一度もこの専門店を訪問したことがなかった。 行くとマニアっぽくていやだったし、第一怪しい。 我が家はふつうの、子供がムシ好きなだけなのよってスタンスを守りたかった。 でも背に腹は代えられない。 当たり前だが、店内ムシと幼虫だらけだった。 だらけ、というのは語弊があるかな。ざわざわしている感じじゃなかった。 飼育ケース、飼育用具が大きな空間を占めていた。これからはこっちの方が需要があるのかな。 必要なのは、ニジイロの幼虫を孵すものだけだったはず。 しかしここに来て、それだけで終わるはずがなかった。もちろん、それはある程度覚悟していた。 出てくる、出てくる。 圧巻だったのはヘルクレスの幼虫。大人の手のひら以上だった・・・ 太さは親指と中指で○をつくったくらいか、それ以上・・いくら私でもちらっと見ただけ。 気持ち悪い!!!! 絶対雄だと言われ、かなり格安のお値段を提示されたが(このお店、かなり安い) こんな大きいのは絶対却下!とゆずらなかった。あたりまえ!! それでもめげずに、息子が欲しいと言ったのは「ギラファノコギリ」。ムシキングで有名です。 これをね、あろうことか「5匹」セットで持って行けと仰る。ものすごく安くね。 そしてそれを受けてしまった、我が息子。マジですか?? かくして我が家の幼虫は、現在9匹になっております。 基本的に、幼虫は個飼いなのだそうで、ケースが9つ必要です。どこに置くのだ? いきなりブリーダーです。 シンジラレナイ!! どなたか、上手く成虫になったら、引き取ってくださいませんかね? (ヤだよ、ギラファが7つも8つも・・好きじゃないのにサ) どれもかなり小さなものなので、成虫になるには1年くらいかかるそうです。 それまで死なずに、成虫になった暁には、しっかり写真をUPしますさ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月09日 11時06分10秒
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