おちゃのみ、しよっ！

お正月に更新して以来・・・でした。
書くことはたくさんあるし、時間もあったのだけどどうしても書けずじまい。

唐突ですが、「のだめ」を見ました。
レギュラーの時は全く興味がなく、お正月に特番で一挙放映していたのを
文字通り、一気に見ました。
ダンナは仕事でいないし、息子は外や部屋で遊んでいるし。
お正月くらい（普段からか？）好きなことさせてね、ということで。

まるっきり見るつもりはなく、たまたまつけたらやってた、というだけのことなのに
見始めたら止まらなくなって、そのままエンディングまで突っ走ってしまいました。

音大生の物語。もちろんフィクション。
できる子が壁にぶつかりながら成長していくっていうお決まりのドラマかと思っていたら
違うんですね。
なんかね、自分を見ているようで（いや、全然違うけど）・・・
練習嫌い、ピアノより他のことの方が一所懸命。
けど音楽は好き。ピアノ弾くのは好き。
そんでもって、部屋が爆発してる！！（爆）

音大ではなかったけど、とても懐かしく思えました。
あの頃の私にこんな友達がいたら、今はもっと違っていたかも知れない。
やっぱり無理してでも音大に入っておけば良かったかな・・・
いろんな思いがこみ上げてきて、泣くとこではないのに涙が出たりして（汗

見てて思いました。音楽が好きなんだなって。
生活の中で忘れかけているけど、私は音楽が好き。聴くのも、演奏するのも。
演奏したい。表現したい。
小さい頃から、ずぅっとそうしてきたから。
日常に追われて音楽をすることを忘れてた。いえ、忘れようとしてた。
リコーダーはしているけど、それすら日常に埋もれ始めてた。

「のだめ」を見て、自分はこんなにも音楽が好きだって事が改めてわかりました。
登場人物の思いが、ダイレクトに伝わってきて切なかった。
彼女がどんな思いでピアノを弾いているのかわかったとき、涙が止まらなかった。
同じ思いをしていたことを、おもいっきり思い出した。
たかがドラマでこんなに泣くなんて、やだなって思いながら。

今の私の日常生活の中に、音楽はほんの一部にしか入っていない。
本当は、半分以上を音楽していたい。
こんなことに気がついたら、悲しくなった。そしてすっきりした。
自分でもよくわからなかった心の中のもやもやが、晴れた気分。
そうか、音楽をしたかったんだ。

何がしたいのか。何をしなければならないのか。何ができるのか。

したいことは見つかった。
できることではなかったけど。
しなければならないことは、わかっている。

したいこと＝できること。したいこと＝しなければならないこと。これが最高。
望みと現実はかけ離れていて当然。
それがわからない子供ではない。けれど残念。
もう夢に向かって突き進む年でもない。
あの頃の自分に言ってやりたい。あきらめるなって。

本当に必要なものは、いらなくなってから見えてくるものなのかな。
ひとつかみの人間だけが、必要なときに必要なものを手に入れられる？
必死に手を伸ばしさえすれば、誰でも手に入れられるのだろうか？
途中であきらめなかったら、もしかしたら。もしかしたら・・・


あのときあきらめたから、もうあきらめない。
２度もあきらめる必要はないよね。
したいことを、できることに。できるだけそこに近づくように。
ちょっと前の私だったら、おもいっきり落ち込んでいたと思うけど
今は違う。考え方の変化。成長したもんね。

最初からあきらめるなって、息子に言われた。
やりもしないうちから、できないって言うなって。
我が子ながら、すごい事言うなって思った。
日々成長する息子に教えられることもとても多い。
ママはね、あきらめないよ。できるだけのことをしましょう。
今、できることはなに？考えましょう。


一人になるとこんなことを考えて日が暮れる。
それでも毎日、生活しなきゃいけない。あれもこれも、日常のこと。
こんなこと主婦が考えていちゃいけないのかも知れないと思いつつ
忘れていたことが、波のように押し寄せてきては
頭の中をグルグルとかき回していく。