おちゃのみ、しよっ！

育児の空いた時間に何かできないかな？
それが私の就業動機だった。

フルタイムで働くのはイヤ。
できるだけ子供と一緒にいたい。成長を見つめたい。
子供が「ただいま」と帰ってきたとき、家にいたい。
家に誰かいるという安心を、与えたい。私が子供の時、寂しかったから。

探して、探して、見つけた。
田舎だもの、そんな都合良く仕事があるわけでもない。
そんな折りに役立ったのはインターネットだった。
これを使うと、日本中の会社で仕事ができる。すごい時代だと思った。

日にちは決まっていない。好きなときに好きなだけ。こんな働き方。
それならばと、慣れてきた頃、仕事を増やした。
それでも好きなときに好きなだけ。
今思えば、これが私の性格だったんだなぁ。。。

一つのことをずっと続けるのがイヤ。っていうか飽きてくる。
他にもできることがあるんじゃないかと思ってしまう。

そんなこんなで一時は４，５つの仕事を一度にしていたこともある。
毎日違うことをしていた。
さすがにこのときばかりは、頭がついていくのだけで精一杯だった。
よくぞこなしていたと、我ながらすごいと思う・・

一杯一杯になって、削らなきゃいけないと考えていたとき
一つのお仕事がお終いになった。私の都合じゃなくて。
こんなところにもラッキーが転がっているんだなと思った。
その仕事では、私は立ち上げから関わっていて、辞めるに辞められなくなっていたから。
お終いになるのは寂しかったけど
会社の業績、最近の傾向を考えればそれがベストだろうと思った。
（社名を出すと誰でも知っているところなので、言わないね）

一つの仕事がお終いになり、さらにもう一つの仕事の規模が縮小した。
あぁ、救われたと思った。


こんな感じで、少なくなっているものの、今でも複数の仕事をしている。
仕事を選ぶとき、少なからずそれぞれの仕事が関連あるものをと考えている。
全く違ったことなんかできないし。
もちろん、それぞれが自分の興味の対象であることも、とても重要だ。
「したいことを、仕事にする」というのがポリシーなんだから！
うん、わがままだよね。

それぞれが関連する仕事である、というのがネックなのかそうでないのか。
今までは、それがプラスに働いてきた。
それぞれの仕事で培ったスキルを、相互的に役立てていけたのだから。
そんな意味では、一つの仕事をしているより、ずっと刺激的で自分のためになっていたのだと思う。
他の人には理解しにくいことかも知れないけれど
こんな働き方って、ステキだなと思っていたことすらある。
その自信が、今になって崩れかけている。

タイトルの「自分の中の自分」。
それぞれ違う仕事をしているときの自分は、どうだったのだろうとふと考えた。
どれも自分。本当の自分。
仕事場ではそれで良かった。その場に自分がいることで、仕事は成り立っていた。
それが当たり前だと思っていた。
けれど、本当に仕事をしなければならないときは、それでは間違っていることに気付いた。

おそいよ～～！！！

これは自分に向かって言った言葉。この年で気付くなんて、遅すぎます。

仕事のプロは自分をいくつも持っている。
素の自分と、仕事の自分。もしかしたら、遊びの自分。
私にはそれがない。いつも同じ。どこでも一緒。

一つの仕事を突き詰めて、そのプロになっていたら、もっと早く気付いたのかもしれない。
こんなにたくさんの仕事をしていながら、気付かなかったのは
大馬鹿なのかも知れない。

「きりかえ」

仕事では、自分を切り替えなければならない。
請け負っている仕事の全てが相互に関わり合っているから、できなかったのかもしれない。
言い訳じみているけれど、そう思いたい。
自宅でできるから、仕事と家庭の自分も一緒になってしまう。
きっと誰でもやっているだろう、自分の切り替えが、できていない。

気がついたのは、ちょっとした失敗。
なぜ失敗したのか、考えて。ふと目にとまった新聞記事で気付いた。
私は公と私の切り替えが全くできていなかった。だから失敗した。
もしかしたら、今までにも気付いていないだけで同じような失敗があったのかもしれない。
あぁ、今日は「～かもしれない」が異常に多いな・・・

公も私も同じ自分。だけど、使い分けなければならない自分。
思えば、私は自分でわかるくらい二重人格なところがある。
これを使い分けると言うことなんだろうか・・・
公の自分をつくることで、三重人格になったりして（汗

切り替えるということは自分をもっとよく知らなければならないということ。
どのように切り替えたらいいのか、わからなければ切り替えようがない。


やっと本題。

エニアグラムというもので自分を分析してみたら
ものすごいことがわかってしまった。
っていうか、「やっぱりな」という結果が出た・・・
上で書いた二重人格。お墨付きをもらったという感じ。
「静寂を好み、月は描いても絶対に太陽だけは描かない」人と
「太陽に顔まで描いちゃう」人が、同居しているのだそうだ。
仕事を複数持っているのも、この性格故なんだって・・
ﾊﾊﾊ・・笑うしかないか（汗

このように自分がわかったところで、冷静に自己分析を行い
今後同じような失敗を繰り返さないために、プランを練る。
っていうのが一番の苦手であるところで・・（これは共通）
なにはともあれ、
キーワードである「切り替え」は絶対に必要なので、やらなければならない。
どちらの人格を出すのか。あるいは新たに人格を作り出すのかは今後の課題。
まぁ、どっちも自分だし、選り好みはしたくったってできないけれど。

私のゴールデンウィークは、このようにして
かつてない重～い、だけど重要な課題を考えることでスタートしたのでありました。。

チャンチャン♪