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2011年07月30日
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第63回正倉院展(奈良国立博物館、10月29日~11月14日)の見所の一つは、香木や香炉など、香りに関する宝物が多く出展されることだ。香は、聖武天皇が帰依した仏教とも関わりが深い。天平の人々がどのような香りの中で暮らしていたか、想像をかき立てる展示となりそうだ。

 「黄熟香(おうじゅくこう)(蘭奢待(らんじゃたい))」は、沈香(じんこう)と呼ばれる香木の一種で、ラオス中部からベトナムにかけての山岳地帯のものとみられるが、正倉院に納められた経緯が不明の、謎めいた品だ。

 火であぶると、木に沈着した樹脂が芳香を放つ。近年、成分を詳細に解析したところ、現在の沈香と同程度の強さの香りを放つ可能性が高いことが分かった。鼻を近づけるとにおいがする。調査した薬学者の米田該典(かいすけ)さん(68)は、「1200年以上もの間、樹脂が成分をしっかり包んでいたようだ。どっしりとした重い香りが特徴である通常の沈香と違い、涼やかな香りを放つ名品だ」と話す。

 芳香に魅せられ、木片を切り取った跡が三十数か所もある。足利義政や織田信長の名を記した付せんが残り、足利義満や義教が切ったという記録もある。

 小和田哲男・静岡大名誉教授(日本史)は「興味本位だった義政に対し、信長は義政への対抗心から切り取り、子飼いの家臣に配った」と、「宝物の政治利用」を見てとる。

 「赤銅柄香炉(しゃくどうのえごうろ)」と「赤銅合子(しゃくどうのごうす)」は法会などの際に僧侶が手に持って香をたくためにセットで使われたようだ。


七条織成樹皮色袈裟 香道の普及にも携わる奈良・薬師寺の山田法胤(ほういん)管主は「法要で香をたくのは仏様がいる堂内を清めるためで大事な行為。当時の香りに思いをはせながら見ていただければ」と話す。

 ほかにも仏教との関わりが深い宝物が並ぶ。聖武天皇が出家後にまとったとされる「七条織成樹皮色袈裟(しちじょうしょくせいじゅひしょくのけさ)」は色とりどりの糸で織り、様々な形の布をつないだかのような模様に仕上げている。

昨年、宮内庁正倉院事務所が完成させた復元模造品と合わせて出展される。









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最終更新日  2011年07月30日 14時55分11秒
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