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おいろーぱ野郎

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2004.11.16
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カテゴリ:das Thema
6-7年位前にUSでバタバタしていた頃、深夜の食事をデXーズなどのフランチャイズ系で済まさざるを得ないことが多かった。そんな所でそういう時に、ついつい「紅茶プリーズ」と口走ってしまい、たびたび後悔したことがある。出てくるものは往々にして安物っぽいティーバッグにお湯入りのカップが一杯。そんなので何ドルも請求してくれるなよ、でかい国なのにあさましいぜ なんて吠えてももう遅い。

学生になり親元を離れる前まで、紅茶は自分にとって納豆と同様、嫌悪するものの一つであった。幼い頃自分が口にした紅茶は(恐らく)日X紅茶またはリXトンのティーバッグによるもので、母により、必ず砂糖が投下されていた。それは日本人の標準的な甘さに対する感覚を程良く満足するよりも多目であったのは間違いない。
味覚としてその暖かい褐色の液体はどうも子供の舌にはまだありがたいものではなかった。同時に、当時も今も大抵のティーバッグに使われているホチキスの鈍色の針が器のお湯に出入りを繰り返している様子は、無垢な子供心に不衛生に映った。
その後一人暮らしをするようになった自分にはインスタントコーヒーが欠かせなくなってしまった(Dripを試せるほど裕福ではなかった。。)が、ある日、トラウマが癒えたのか、コンビニの片隅に置かれていたX東紅茶ティーバッグを何の気なしに試し買いし、啜ってみた。それは記憶の味ほどひどくなかった。
以降、砂糖と牛乳はお断りという条件下で、紅茶というものが怠惰な生活の一角にしっかりと鎮座するようになっていった。しかし、紅茶について豊かな造詣も偏執狂的熱意もない自分は、せいぜい日東X茶とリプXンの違いが辛うじてわかるレベルにしか達しなかった。同じ銘柄でも、対象とする客層によって茶葉と商品価格に違いがあるということなどまだ知らず、入れた紅茶が24時間放置され、水彩絵の具の筆洗さながら冷たく濁った褐色になっているのを飲めるかどうか、飲んで体を壊さないかという、人生をチャレンジングに無駄使いする方面に関心が向いていたのは我ながら情けない。

インド系UK人同僚R -- 自称007。あるとき、自分が今まで試した中で多分最高の茶葉はドイツの業者によるものだとRに告げると、予想通り、「そんな訳が無い、紅茶といったらUKだ。」と心持ち憮然としていた。功罪はさておき、歴史的に紅茶の普及に果たした大英帝国の役割が大きいのは判るが、自分的にはドイツ Ronnefeldt社の茶葉による紅茶を超える物にこれまで余りお目にかかっていない。

Ronnefeldt_logo

勿論、極限の贅を尽くした茶葉をUKの然るべき業者が出してくるなら比較の余地はある(茶葉を染めてなければ、であるが。)しかし主観と経験だけで言わせてもらうと、明らかにここの茶葉はEurope圏で一般的に流通しているそれらよりも格段に美味く、薫り高い。ドイツで気の利いたホテルに泊まると、朝食のバッフェでRonnefeldtのTee Kanne用 胴長ティーバッグにお目にかかることがある。その後には午前中の気分はすこぶるよろしくなる(仕事が始まるまでは。)こんな紅茶を毎朝飲んでる一部のドイツ人が羨ましい、俺もどこかで購入し後に続くぞ とその頃意気込んだものだが、流通経路を制限しているのか南ドイツの街角によくある類のスーパーで見かけることは無かった。

こういう事例に接し、ドイツ暮らしを始めた頃はさぞやドイツの紅茶文化レベルは高いだろうと期待していたのだが、どうもRonnefeldt社の茶葉だけ特異点のようだ。ドイツの茶葉取扱い業者は全国区の銘柄を含め各地に各種あるのだがRonnefeldt社に比肩する業者は多くないだろう。そして、消費する側にも少しエキセントリックな点があるようだ:
多くの非ドイツ人同僚が指摘するドイツ人の信じ難い行状の一つに、
>紅茶にクリーム(日本でいうスXャータなどのコーヒーフレッシュ)を入れて飲む<
というのがある。
「コーヒーならわかるが、紅茶に入れるのは牛乳だろ、あいつらのあの点は勘弁ならん。」 と、たかが紅茶ごときの話題でUK人同僚Mが眉を吊り上げていたことがあった。機内などで時々そういうドイツ人を見かけるが、確かに気味悪いのは否めない。自分はクリームはおろか紅茶に牛乳を入れることさえためらってしまう。何かの機会にロイヤルミルクティーなんて出された日には代わりに納豆食べるから許して欲しいと懇願したくなる。
UK人的には紅茶にレモンを入れるのは邪道なんだそうで、これもレモンティー愛飲派の自分とは相容れない。彼らと味覚のベクトルが揃わないのは誇りに思っていいかもしれないけど。

Ronnefeldt_Kanne






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Last updated  2004.11.17 10:11:49
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