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カテゴリ:徒然
アメリカは一年中スポーツでどっかんどっかん盛り上がっている国だ。4大スポーツ(野球、アメフト、バスケ、ホッケー)はもちろんのこと、今は連日トリノ五輪の中継をやっているし、こないだはサッカー日本代表vsアメリカ代表も中継してた。F1とかも地味に中継してる。
しかし、日本人の私としては、この中継が物足りない。 日本人選手がクローズアップされないから?いやいや違います。そんなのアメリカのTVなんだから当たり前です。CMで試合がぶっつり切れる?まさか。この点こっちの方が断然気を使ってます。試合中のタイムアウト(作戦タイム)とCMはどんぴしゃだし、どんなに夜中になっても「試合の途中ですが。。」なんて終わり方絶対しない。 では何が物足りないのか。実況に「物語性」がないのですよ。。 こっちの実況は、単なる「情景描写」であることが多い。「カウント1-2です。○○投げました。××打った!レフトへ強烈なライナー!△△とれるか?とった!何てプレーだ!」なんて感じ。 「何てプレーだ!」以外のとこ、言われなくても全部分かってるから。 トリノ五輪のアスペンとか見ててもそう。「○○選手、この中継点でのタイム×秒××。ゴールまでにあと△秒縮めれば優勝です。」 。。。見れば分かるから。 日本の実況って、裏話とか逸話とか過去のエピソードとか交えるじゃないですか。こうやってスランプを克服したとか、最近結婚して奥さんこんな人だとか、監督との確執とか。とにかく「実況」の人と「解説」の人が常にしゃべってて、殆どが情景描写以外。それをうるさいと感じる人もいるかもしれませんが、私は好きだな~。 例えば80年代にF1実況してた古館伊知郎とか芸術的だったなあ。レース中に織りなす物語は、セナとプロストの確執、その背景にある欧州対南米の構図、F1界を取り仕切る悪役キャラ、エンジン供給の微妙な力関係、等々。ピットレポーターも生き字引な人だったしなあ。アメリカのF1中継みたいに、「現在○周目、トップはフェラーリの○○、続いて××。。」なんて素朴なのは決してなかったぞ。 まあF1はこっちでマイナーだから仕方ないですがね。あと、そうした人物像・物語系は、こっちでは試合とは別に特番で流されることが多いってことは言っとかないとフェアじゃありませんね。ミシェル・クワン特集なんて念入りにやってましたし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月16日 06時35分18秒
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