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昨日は夕方から会議をいくつかこなした後、夜はお仕事相手の若手の方々が懇親会を催して下さった。ワイワイと賑やかに飲み、食べ、語る語る。大変楽しゅうございました。そしてここもまた地ビールが美味しい!
さてナイロビは起伏が結構ある。そうした都市の例にもれず、高いところ(uptown)は比較的安全、低いところ(downtown)はそうでもないという感じになっているようだ。今回私が滞在してるホテルはdowntownにあり、真っ昼間でも徒歩で外に出ないよう念を押される。ちなみにこんな感じです。 う~ん、言われてみればシカゴのちょっと気合入った場所に雰囲気が似ているかもしれないなあ、なんて思いがよぎったりする。夜でもかなり賑わってて人通りは多いんですけどね。 ケニアは政治的に現在いろいろ揺れている国であるが、ナイロビを見る限り経済は比較的好調で、外国資本を呼び込んだビジネスラッシュ、建設ラッシュなんだそうだ。 経済的発展・経済自由化と都市部の治安というのは反比例する場合が多いと思う。モスクワなどという都市は、現在はかなり治安が悪くて有名だが、旧ソ連時代は安全な都市だったと当時の在住経験者が嘆いていた。イランの首都テヘランもそうらしいし、フセイン圧政下のバクダッドとかについても同じことを聞いたことがある。 ちなみに、アフリカの国の中には、一般国民に対する統制と同時にメディア統制を極めて厳しくやっているところもあるが、ケニアはメディアの中立性、報道・批判の自由が比較的保障されている国である、というのはいろんな人が口を揃えて語るところだ。 国家統制が弱まり、経済的自由や言論の自由、更には行動の自由が保障され、経済が順調に成長して貧富の差も拡大すると、その帰結として都市部に治安の悪いところが出現する、というカラクリなんだろうか。治安の悪化は自由・成長の副産物なんですかね。もちろんある臨界点を超えれば、90年代の長期の経済成長後のNYやシカゴがそうであったように、逆に治安は回復するのでしょうけどね。 オフィスやホテルにあるようないかめしいセキュリティゲートとガードマンが立っているレストランを見かけて、ふとそんなことを思ってしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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