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カテゴリ:徒然
今日もいい天気。ワシントンの桜の名所・Tidal Basinの桜は徐々につぼみが色づきはじめ、こんな感じで花開いてきました。
かなり咲いてきてるのもあります。私の予想だと、今週後半からぞくぞくと開花し始めるだろうな~。 さて、Tidal Basinにほど近い一角には数多のスミソニアン博物館がありますが、そのうちの一つ、Sackler Galleryで現在「葛飾北斎展」をやってます。メディアでも大々的に宣伝され、春の展示の目玉って感じです。昨日行ってきました。 おなじみ富嶽三十六景をはじめとして、役者や風景描写等々、3フロアのうち2フロアを使って約200点にも上る作品が潤沢に展示されています。週末で快晴とあってかなりの人出。 照明を極力暗くした室内に、小さな掛け軸サイズの作品がぼわっと浮かび、皆さん頭を突き合わせて見入っています。独特の画風もさることながら、随所に添えられた日本語の筆致もエキゾシズムを惹起するようです。 私もただただ感動。こんなに沢山よく集めたよな~って感じ。 ご存知の方も多いでしょうが、スミソニアンの由来は19世紀のイギリス人科学者ジェームス・スミソン、博物館・美術館の運営財源は彼が臨終の際にアメリカに寄付した遺産。よほど潤沢な遺産だったのか、運用が素晴らしいのか、各館とも入場無料を維持してます。 その割に展示は素晴らしい。零戦やエノラ・ゲイがあったり、19世紀印象派絵画が異様に充実していたり、はたまたパンダの赤ちゃんがいたり。今回のような特別展もレベル高いっす。 ちなみにスミソニアン本部(通称Castle)は、こんな感じでSackler Galleryに隣接してます。建物も風情ありますが、前庭のチューリップがすごくきれいでした。 スミソニアンは私のオフィスからも近いので、気が向いたらふらりと行くこともできる。これからの季節は道すがら桜の咲き具合をチェックしたりして、贅沢極まりない散歩になります。 でもワシントンの春は短いので油断できません。美に囲まれたこの至福の日々を大切に過ごさないとな~、と改めて心に誓うのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月21日 03時40分04秒
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