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カテゴリ:徒然
この正月休み、わたくし酒ばっか飲んでたように見えるでしょうが(笑)、実はここぞとばかりに本もまとめ読みしてました。っつうことで今回は読書感想文。
対象アイテムは、辛酸なめ子さん著「女修行」。 辛酸なめ子さんは、コラム+自作イラスト(っつうかマンガ)の形態でいろんなメディアでご活躍のエッセイスト。私は週刊文春の連載が好きで毎回読んでます。30代、独身。まあペンネームが示すとおり、そうした己の立ち位置を自虐的に取り上げたテイストの方。 今回の「女修行」は、前書きによれば「年相応の大人の女を目指す」試みだそうで、ベリーダンス、メイド喫茶、笑顔教室といったフェロモン系、社交、ドレスアップといったセレブ系、育児、新婚生活、介護といった生活系、等々の体験修行を、その道の第一人者と重ねていくっつう趣向です。 実はこのうち、セレブ系の筆頭とも言うべき「テーブルマナー」修行があるんですが、その指南者が我がマイミクの大林千茱萸(ちぐみ)さんなのであります。我がマイミクって変だな。「馬から落馬」みたいだ(笑)。 いや~しかしこれ面白いぞ。「何をどのように食べるかで、その人自身が表れる」というブリア・サヴァランばりのポリシーで導く千茱萸先生と、レストラン不慣れ感を前面に押し出して自虐的に緊張しまくる辛酸さん。イメージ的には福田和也氏とちびまる子がレストランで食事してるって感じ。う~む例えがマニアックか?? この辛酸さん、自虐ネタにエロを少し混ぜた芸風で人気を博しております。今回のも何というか、「負け犬の遠吠え(by酒井順子)」にエロテイストふりかけ、あるいは「美人画報(by安野モヨコ)」に自虐テイストふりかけ、って感じかなあ。いい味出してます。 でも、もともとすごい売れっ子エッセイストですし、かなり「演出」してるとこあるんだろうなあ。実際はどういう人なんだろう。。 ということで、気楽に楽しめるおススメ本です。ご関心おありの向きはぜひ。ちなみにそれ以外で私がこの正月に読んで興味深かった本ベスト5をご紹介しておきましょう。 1.ザ・ペニンシュラ・クエスチョン(船橋洋一) 2.小泉官邸秘録(飯島勲) 3.構造改革の真実・竹中平蔵大臣日記(竹中平蔵) 4.悪女の美食術(福田和也) 5.解体・国際協力銀行の政治学(草野厚) やっぱ我ながら時事ネタ多いね。小泉政権を担った当事者やその周辺のアウトプットは面白い。これからもいろんな形で「当時」を語り始める人が出てくるんだろうなあ。 ちなみに、「女修行」読んだら無性に「ブリジット・ジョーンズの日記」見たくなったんで、DVD引っ張り出して今見てます。おいらレニー・ゼルヴィガーも大好きなんだよなあ(笑)。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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