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花屋な日々

花屋な日々

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2024.07.26
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カテゴリ:カテゴリ未分類
愛ちゃんは実はイロイロわかってる。


愛ちゃんとの意思の疎通は難しいって思ってたけど
彼女は彼女なりに、いろんなことがわかってるし、感じてる。

この頃は やはりパテラの足が痛くて
以前みたいに激しくくるくる回ることはないものの、

それでも私が帰宅して声をかけると
ケージの中で慌ててくるくる回ってるし

ケージを開けると 前足を伸ばして段差を確認しながら
嬉しそうに出てくる。

しかし触るとウーウーシャーシャー怒るのだけど。


ちょこんとちんまり座っても、愛ちゃん、と呼ぶとハッ!と顔をあげる。

自分の名前もわかってる。


顕著なのが、愛ちゃんをケージから出してフリーにしてるとき、

愛ちゃんがひとりで夢中でご飯を食べているので
その間 放置していると、
食べ終えてゴキゲンなはずの愛ちゃんが
寂しそうにひとりぼっちでちんまりうつむいて座ってることがある。

放置時間が長すぎたとき。

愛ちゃんは、そのとき自分が誰にも相手にされていないことを理解している。
「放置されている」ことが多分わかってる。

本当に寂しそうに座り込んでいるのだ。

同室のサムやなっちゃんたちは
思い思いの場所でくつろいだり遊んでいて、
愛ちゃんだけが、
なんだかひとり取り残されてしまったような雰囲気になったとき。

石のように座り込んで
寂しさを全身で表している。

そこで、愛ちゃん、と声をかけると
まるで生き返ったように嬉しそうにくるくる回り出す。

自分が 放置されているか、
それとも私に見守られているか、ちゃんとわかってる。

声をかけてもらうこと、
見えなくてもおもちゃで遊んでもらえていること、をしっかり理解しているのが
見ていて本当にわかる。

おもちゃで遊ぶといっても、愛ちゃんはその音を聞いているだけだけど、
真剣に耳を傾けて
狙うときは 左右に首を傾げて
見当違いな方向に えいやっ!と手を伸ばす。
その時の顔の表情がとてもかわいくて好きだ。

おもちゃを捕まえられなくても愛ちゃんは気にしない。

ただそうやって 一緒に遊んでいることが楽しいのだ。

私がトイレに行ったりして
愛ちゃんをほったらかしにしている間、
愛ちゃんはやっぱり寂しそうにちんまり座り込んでいる。

愛ちゃん、と呼ぶとハッ!と顔をあげる。


最近は足が痛くて あまり動けないし
すぐに座り込んでは痛くてウーウー怒っているけれど

そうすると無理してでも歩こうとするフリータイムは終了して
ケージに戻ってもらう。

愛ちゃんなりにイライラして、
寝床にしているガリガリサークルの縁をガブガブ噛みついてボロボロにしている。
遊び足りないときは
ひとりでガリガリサークルの中で、なにかを捕まえるふりをして遊んでいる。


本当は
くるくる回るのは
足に負担がかかりすぎるから できればやめたほうがいいらしい。
でもそんなこといっても無理だし、愛ちゃんにとってくるくる回ることが「表現」だし、運動でもあるわけで。

まっすぐ歩けるわけじゃないしね。
回らないと動けないんだから仕方ない。


愛ちゃんは、ケージに戻ると
それは遊びの終了であることも理解していて、
ちゃんとおとなしく寝てくれる。
イライラをぶつけてガリガリサークルをかじりまくることもあるけれども
それでも
ケージの中が愛ちゃんのパーソナルスペースで
絶対安心な場所であることをわかっているから、しばらくすると くるくる回りながら安定した体勢を整えて、ストンと眠る。

基本、鳴いたり騒いだりしない子なので
本当に手がかからないと私は思っている。

トイレも、時々失敗はあるけど
ほとんどきちんとトイレの中で用を足せる。
うんちが外に飛び出ていてもそれは、じっとしていられない愛ちゃんが勢い余って飛び出しちゃっただけで、
トイレで用を足すことはしっかり理解できてる。

本当にすごいな、と思う。

だって当初は
自力でご飯が食べられない、
トイレなんて覚えられるはずもない、
というほどの重度の障がいだと思ったし、まわりのみんなもそう言ってた。

愛ちゃんはおこりんぼうなので、やたらウーウーシャーシャー言うけど
攻撃的ではないのだ。
嫌なことへの意思表示がウーウーシャーシャーなだけで。
彼女の精一杯の抵抗。
目薬いや、お薬いや、触られるのいや、という意思表示。

だから病院では常に怒っていて、先生も愛ちゃんを触るの躊躇するほどだけど
一度も噛まれたことはない。そういう攻撃はしてこない。
ただうっかり噛まれてしまったら そのときは愛ちゃんは歯を離さないだろうから、それだけは気を付けている。

自分の意思とは違う方向に体が動いてしまうこと、
うまく歩けないこと、
目が見えないこと、
そういういろんなジレンマを抱えながらも
愛ちゃんなりに消化しながら
頑張って生きてる。
本当にエライ。
私だったらくさくさしてしまうかもしれない。

嬉しい、楽しい、美味しい、寂しい、イライラ、怒り、好き、嫌い、
おんなじ感情を持って 生きてる。

だからケージから出ているときは、極力寂しくならないように、なるべく目を離さないようにして見守る。
見守られているかそうでないか、愛ちゃんにはダイレクトに伝わっているのだ。

名前を呼んだ時にハッ!と顔をあげる仕草もかわいい。


子猫の可能性は無限大だな、、、

選択肢はいつだって「生きる」ことだけ。

愛ちゃんもうすぐ一歳。
それだけで奇跡。

生きていこうね。





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Last updated  2024.07.26 23:46:00



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