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花屋な日々

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2024.08.27
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今日は約束通り ハトの給餌に。



羽を広げてるのは、かわいい威嚇。




ねぇ、この写真を見たら
なんの鳥だかちょっとわからないでしょ。





なに鳩?キジバトとかドバトとかいろいろいるけど、
私にはわからない、鳥には詳しくない。



まぁでも おそらく、翼の模様は鳩みたいだし、
くちばしも鳩みたいだから、きっと鳩なんでしょう。

Aさんは「鳩の子」って言ってたし。

多分、あっという間に成長する。
野鳥って成長がものすごく早いもんね。
ツバメだって、1か月くらいで巣立っていくし。

私が一昨日初めてこの子を見たときは、
足を隠して、頭も体にうずめて、本当にまるで「石」のようだった。
よーく見ないと多分「石」だと思って見過ごした。

そこに鳩がいた、って聞いてたから気づいたけど、
普通はわからないと思う。

この子はこの子なりに
近くでうろうろ狙っているカラスから身を守るために
本当に石に擬態してるつもりだったんだとしか思えない。

生き物のすごいところってそういうところ。
まだ生まれて間もない子供でも、生きるための知恵を振り絞ってる。

あの時私が捕まえようとして
カラスとの激戦になったけれど

もし、私が行かなかったら。

もし、誰もこの子に気づかなかったら。

もし、うまいことカラスに見つからずに隠れられていたとしても。

おそらくこの子はあのまま命を落としていたんじゃないかと思うと
ぞっとする。

それとも近くに親がいて、餌を運んだか、、、
でもそうしたら狙っているカラスに居場所がばれて、結局さらわれていただろう。
もしかしたら、だから、親も近くにいなかったのかもしれない。

野生で生きていくのは過酷だから、
もしかしたら
親も 巣から落ちた子は見捨てざるを得なかったかもしれないし。



翼の付け根のケガは そんなに大したことなさそうでよかった。

もしかしたら カラスにつつかれたのかな、っていう傷だけど

もしかしたら 親が命がけで守ったのかもしれない、そのすきにこの子は逃げて隠れたのかもしれない。

もしかしたら、ばっかりの想像でしかないけど

間違いなくこの子の近くには執拗に狙うカラスがいて、
この子は石に擬態して隠れていた、それは事実。


私たち人間にできることなんて たかが知れてるし
私たち人間が 介入すべきことではないことも理解しているけれど

なにはともあれ、ひとまず 安心と安全を手に入れて
命が助かったことはよかった。


最近のこんなひどい気候だってさ
我々人間生活、人類のライフスタイルが招いた事態なんだろうから

その影響を受けて 小さな命たちが恐ろしい脅威にさらされているのもまた事実で。

カラスのあーちゃんを見つけたときも、
前日の夜に滝のような激しい雨が降っていた。
道路に落ちたあーちゃんを、木の上から見守る親にはなすすべもなかった。
餌を運ぼうにも 場所は車が激しく行きかう道路で。

私が もう動けないあーちゃんを捕まえたとき、
親たちは木の上からギャーギャー騒いだけど 攻撃はしてこなかった。

きっとわかってた、この子はもうダメだ、って。
自分たちではどうにもできない、って。

落ちた衝撃か、生まれつきかわからないけど、
あーちゃんは目が見えなかった。

野生で生きていくことはできない。


それを「自然淘汰」って言葉で片付けるのは簡単かもしれないけど、

人類はさ、人類がさ、自然に対してここまでこのことしやがるニンゲンがさ、
そんなときだけ「自然淘汰」なんて言葉を使うことに違和感がある。

私が嫌いなことばの中に
「自然淘汰」
「弱肉強食」
ってのがある。

何かで読んだけど、

弱いものが食べられて、強いものが生き残る、というのは間違いなんだって。
弱い命なんてなくて、
それはヒトの価値観で、
最後に生き残れるのは 環境の変化に適応したもの、なんだって。

力が弱ければ弱いなりに、工夫して生き残り戦略を練る。
力が強いからといって 必ず獲物にありつけるとは限らない。
本当に強いのは、最後まで生き残ったもの。
子孫を繁栄させることに成功したもの。
命をつないだもの。

今、食物連鎖の頂点に君臨するのは人類だけど、
人間て本当はめっちゃ弱い生き物じゃんか。
裸でジャングルに放り出されたら、真っ先に死ぬよね。
だから 人類の生き残り戦略は「社会性」。
弱者も強者もひっくるめて、みんなで力を合わせて生きていく、そういう社会性だけが生き残り戦略。

だから本当は、人類は、戦ったり 分断してるなんて本末転倒なのだ。きっとね。
弱者も強者もひっくるめて、助け合って生きていく、それが「人間性」、
なんていうのを、どこかで読んで、なるほどね!って妙に納得したことがあるよ。
だからきっとね、
優性思想ってあるじゃん、あれは だからきっと 人類の生き残り戦略としては間違ってる。
知能とか知性とか それが上位にくる考えこそが現代社会になってるけど、
本当は何が正解か 今はだれにもわからない。
もしかしたら「弱者」と言われる人たちが、最終的に生き残り戦略として正しい道を開くのかもしれないし。

まぁ世の中はわからないことだらけだ。

一羽の鳩からここまで話が広がるのもすごいな、病んでるのか俺は。


さー 給餌も終わったし 仕事するどー





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Last updated  2024.08.27 11:54:29



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