京都・大阪1泊観劇ツアー アイーダ編
土日で京都・大阪へ行ってきました。めずらしく1泊。目的は、もちろん観劇。っていうか、観劇のみ!!8月に必死の思いで予約を取った(←8月のブログ参照)、劇団四季のアイーダ。しかも、千秋楽前日公演(マチネ)。当然千秋楽公演に行きたかったんだけど、これは抽選ではずれた。前日でも、とにかく千秋楽へ向けての盛り上がりを感じたかった。まずは劇場入り口のチケットぴあで、1ヶ月前の自分の忘れ物のペットボトルホルダー(←9月のブログ参照)を受け取る。警備員さんが持ってきてくれたけど、ボトルの中身は捨てておいてくれた。ありがとう、おじさん。名古屋から来たと言うと、驚いてかえって恐縮されてしまった(^ ^;劇場は満員。みんな千秋楽前の公演にソワソワしてるように見える。私は6回目のアイーダになるけど、やっぱりドキドキしてしまう。開演してすぐ、アムネリス役シルビア・グラブさんの歌にまず感激。本当に味のある、個性あふれる素晴らしい歌声だと思う。そして阿久津さんのラダメス。何度聞いてもブレのない、伸びのある声。そして迫力のある演技、鍛え上げた胸板。う~ん、すごい。井上アイーダは、9月に観た時よりも歌の迫力が増したと思う!前は裏声で歌ってたところも、地声で張れるようになっていた。「星のさだめ」なんかは、阿久津さんとのハーモニーがすごくバランスよくって、声の振動がお腹にビンビン伝わってくる感じだった。だけど「ローブのダンス」の最後の ♪いーーまーーー のとこや「神の愛するヌビア」の最後の ♪ゆーーめーーー のとこはやっぱり裏声だったなぁ。(私はそこを地声でいってほしかった。)井上アイーダもいいけど、やっぱりもう一度濱田アイーダを観たかったなぁ。それだけが心残り…。驚いたのは、初めて拝見した大塚俊ゾーザー。今まで何度か、リズム感と歌唱力に欠けるゾーザーを観てきたので大塚さんのゾーザーに期待してたんだけど予想以上によかった!若々しいのに、役に合わせて威厳のある発声。歌もリズム感があって伸びる部分もグッとためてくれる。♪ピラミッドをたてよう~ は、どんどん上にあがっていくアレンジ。でも全然違和感なくて、カッコイイ!あー、大塚ゾーザー、もっと何度も見たかった…。あと、有賀メレブ!!すごく歌上手くなってた!!9月に観た時は音程もやや不安定で、主役3人とのハーモニーは正直一人浮いてる感じだったけど今回は音程もハーモニーも問題なし!主役3人の添え物ではなく、しっかりと一つの役として際立っていたと思う。千秋楽前日ということで、やはり演劇ファンが多かったのか観劇マナーはすごく良かったことが印象的。物音一つしなくて、拍手っぷり(?)もよかったし。でも、幕が下りてすぐにスタンディングしちゃった数名の観客には閉口。そこはまだ座って楽しむとこでしょう、と思ってしまった。結局他の観客も立たざるを得なくなって、妙なタイミングでスタンディング・オベーション…。カーテンコールではゾーザーがアムネリスをエスコートしたり、アイーダがメレブを抱きしめたり、劇中では観られない場面も観られてうれしかったなぁ。非常灯がついてからも、1度幕が上がったし、6~7回はカーテンコールあったんじゃないかなぁ。いやぁ、ほんとに素晴らしい演目です。また近いうちに再演してほしい!!さあ、京都でマチネを観た後すぐに大阪に移動です!そう、初めての「マチネ・ソワレ」連続観劇へ向けて!