タップショー「シューズオン!」観劇
今日の昼間にダンナから電話があった。ダンナの上司の方がチケットを4枚持っておりそのうち2枚余っているのであげると言っている、どうするか、と。・・・少し考えたが、暇だし、くれるというものはもらわなきゃもったいない。ということで行ってきました。川平慈英さんを始めとして、男女合計8人でのタップダンスが主なショー。上演時間は約2時間。このショーのシリーズは、7回目の今回で最後となるらしく、しかも今公演がその7回目のまさに最終日、大(?)千秋楽ということだったようだ。コメントは…。ん~。ま、なんていうか。あえて言うならば、タダじゃなかったら、行かなかった。ひとつのストーリーがあるのではなく、数分ずつの、脈絡のないコーナーに分かれてる構成。歌もダンスも下手では決してないんだけど、すごいんだけど、なぜだか全体的に、ビミョー。笑いをとろうとしている部分が、くどい。ドリフで「志村ぁ~、うしろうしろ~!」と言いたくなるような部分のさらにくどくて長いバージョンを見せられてるような。ベタと言えばベタなんだけど、ん~。スマートじゃないっていうか、洗練されてないっていうか。何よりも、ショーの最後に、♪幕が下りたら~ スタンディング・オベーション しようよ~ みんなで~(意訳)みたいな歌詞に乗せて、キャストの皆さんが両手を高く振って観客に「立て、立て」のジェスチャー。…これには私は正直、ドン引き。スタンディング・オベーションっていうのは最大最高の賛辞であって、本当の本気で感動してすばらしいと感じた時に贈る、観客から舞台へのプレゼントなのだ!!なのに、それを演出とはいえ舞台側から要求・強制するとは…。ま、そんな気でやっているわけではなかろうけども。なんか興ざめしちゃいましたよ。前の席のおばちゃんは、上演中にもかかわらず携帯でメールを受信し、それに返信を打ってるし。(まぶしいんでやめて)その息子(4~5歳)は席から立ち上がり、舞台が暗転するたびに「もう終わり?終わり?」と尋ねている。うるさくてかなわん。隣の席の女性二人連れはこの舞台の常連らしいが、何かにつけて「これってこの前のアレだよね」「うんうん、さすがだね」などとこれ見よがしに、声を潜めることもなくしゃべっている。これもまたうるさい。近くからはサンドイッチのにおいもするし、子どもはアメをもらってごまかされていて、甘ったるいフルーツのにおいもする。なんなの!?ここは君らのリビングか?そんなに自由でいいのか?内容的にも、観客の質的にも非常に納得いかない感じの観劇でした。キャストさんの質は決して低くはないのに、残念。